古い写真から蘇る思い出の山旅・その85
「森林に包まれた静かな秩父の山・熊倉山」
かれこれ26年前にもなる、1999年3月28日、妻と二人で、埼玉県の西部、秩父の山「熊倉山」を訪れたことが有った。
当時はまだ、時間的、精神的余裕の無い自営業を続けていた頃だったが、忙中敢えて閑を作り、出掛けたような気がする。
当時はまだ、バカチョンカメラ(ポケット型フィルムカメラ)しか持っていない頃で、証拠写真的拙劣写真ばかりだが、数枚プリントしてアルバムに貼ってあり、ブログを始めたばかりの頃に、スキャナーで取り込み、一度、ブログに書き込み、その写真が外付けHDに保管してある。
久し振り引っ張り、改めて、「古い写真から蘇る思い出の山旅」に、書き加えることにした。
昔のことを懐かしがるのは、老人の最も老人たるところだと自嘲しながら・・・。
山行コース・歩程等
秩父鉄道白久駅→谷津川ビレッジ→(谷津川林道)→営林署小屋跡→三門の広場→
熊倉山山頂→笹平→三又→一ノ橋→山の神祠→山翠荘(ザゼンソウ自生地)→
秩父鉄道武州日野駅
(標準歩行所要時間=約6時間)
(昭文社の「山と高原地図」から拝借)
自宅を早朝に出発、JR線、西武鉄道線、秩父鉄道線を乗り継ぎ、
秩父鉄道白久駅に、8時頃到着したようだ。
白久駅からは、しばらく谷津川沿いの車道を歩き、秩父観音霊場30番法雲寺入口、谷津川館、谷津川ビレッジを通過、谷津川林道を辿った。
山頂直下の三門の広場からは、急登、
12時頃、熊倉山山頂(標高1426.5m)に到着したようだ。
まるで展望の無い山頂、
女性2人組や男性グループ等が、昼食中、
気温が下がり、小雪がチラつき出し、
長居は無用、そそくさと昼食を済ませ、下山へ・・・・。
薄暗い樹林帯に、カタクリが、チラホラ、咲いており・・・。
ハシリドコロ? テンナンショウ?
ハハネコノメソウ?
キケマン?
15時頃、山翠荘に到着、
「寺沢の座禅草」の道標を見掛け、ちょこっと寄り道、・・・、
「ザゼンソウ」が群生しており、
直に見たのは、初めてのことで感激、
何枚か写真を撮ったはずだが、
薄暗さ、遠さで、
ピンボケばかりだったようで、1枚だけ、なんとかプリントして残っている。
16時頃、秩父鉄道武州日野駅に到着。
秩父鉄道線、西武線、JR線を乗り継いで、帰ったのだった。
あの頃はまだ、「また来る時には、笑っておくれ・・・♬」的な気分だったはずだが、
その後は訪れる機会は無く、足、腰、痛!、痛!、になった今となっては、
「熊倉山」もまた、遠い思い出の山となってしまっている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます