たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

背泳ぎ、ストローク&姿勢

2020年02月15日 21時50分04秒 | スイミング

昨日 久し振りに畑仕事をし
身体の節々が 痛い、重い、
当地、今日は天気もイマイチ、
骨休めと決め込んで グテグテ・・・、
ほとんど動いていないなあ、
スマホの歩数計で 1000歩以下。
こんな時こそ 
リハビリするつもりで プールへ行くべし。
19時~20時のスイミングクラブ成人クラスレッスンに出席、
先程 帰ってきたところだ。
今日は O指導員による背泳ぎ中心レッスン
毎度のこと、基本、基本の繰り返しだが、
特に ストローク、手の位置、姿勢、ローリングを
チェックされた。

背泳ぎのストローク (YouTubeから共有)

レッスン終了後も とりあえず居残り、
疲れを知らないベテラン女性陣の後ろにくっついて
泳ぎ始めたが クロール 50m×7本 泳いだところで 
やっぱり、右足脹脛が攣る寸前となり 
途中で抜けて 引き上げてきた。
過ぎたるは及ばざるが如し・・・
無理しない、無理しない
泳いで帰った後の遅い夕食。
程好い疲労感とそれなりのスッキリ感、
一杯のビールでいい気分になっているところだ。

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佐藤紅緑著 「ああ玉杯に花うけて・少年賛歌」 その3

2020年02月15日 08時52分39秒 | 読書記

図書館から借りていた 佐藤紅緑著 「ああ玉杯に花うけて・少年賛歌」 (講談社・文庫コレクション)の内 「少年賛歌」を やっとやっと読み終えた。
「少年賛歌」は 1929年(昭和4年)から1930年(昭和5年)に、雑誌「少年倶楽部」のに連載された長編の少年向け文学小説である。
「ああ玉杯に花うけて」と同様、貧しい生い立ちの若者達を奮い立たせ、夢を持たせようとする類の小説であり、現代の子供達には ピンとこない筋書きかも知れない。
東北(現在の青森県弘前市)出身の熱血少年達が 生まれ育った町で さらに、上京して 「魔都・東京」で 「悪いやつら」「卑怯なやつら」「権力を笠に着て貧者をいじめるやつら」「あどけない娘達をさいなむやつら」を相手に 鉄拳と正義、情熱を武器にして 最後の最後まで戦う物語である。

佐藤紅緑著 「少年賛歌」

あらましと主な登場人物

「吹雪」
この物語の主人公は 中学生ながら北辰一刀流の使い手、正義感が人一倍激しい浅岡享二(あさおかきょうじ)。2年前に母親が病死、父親寛蔵(かんぞう)は 頑固一徹、薄給の巡査。貧しい暮らし故、長男である享二の学資捻出が精いっぱい、姉の豊子(とよこ)は 女学校では優秀だったが 母親病死を機に中退し、家事を担っている。
物語の舞台は 現在の青森県弘前市、享二は 弘前中学に通う中学生である。
物語は 吹雪の朝の登校場面から始まっている。靴も外套もを買う余裕が無い家計、姉は気を揉むが 享二は 破れ靴、外套無しで 吹雪の中へ飛び出す。
「雪は 卍巴(まんじともえ)に降りしきる」という記述がある。青森の地吹雪の表現なのだろうか。
登校途中 蓑と菅笠で雪だらけの同級生梶原十介(かじわらじゅうすけ)と一緒になる。彼は農家の息子で、校内第一の乱暴者なのだが 享二は 「いいところがある」と感じている。
物語の最初から最後までいざこざを起こしながらも 次第に享二に心服し 最も頼れる協力者となっていく人物。
毒茸(どくきのこ)・・意地の悪い学校の小使い、
山嵐(やまあらし)・・漢文の教師、五十嵐直人、正しきことを好む竹を割ったような性格。
等 登場人物には あだ名を多く使っている。
「蓑・菅笠登校は校規を乱す・・・」問題では、
十介曰く「親より立派なものを着ようとは思わない」、山嵐曰く「梶原、君の考えは立派だ」

「親友」
弘前中学校には 趣味を共にする会等、様々な結社(会)が有った。怜悧、聡明、挙動敏捷な馬馬春吉(まじまはるきち)が 新たに会を組織し、雑誌「南」を出した。
なにをやっても不器用でのろまな老人じみた名前の長田藤兵衛(おさだとうべい)は 煮物売り屋の息子。享二も、十介も、藤兵衛も 春吉に勧誘されたが 会費が払えない理由で 入会出来ず、集会会場で貧乏をさらけ出してしまう。
坂の上から一望千里、津軽平野のかなた、すっくりと白衣を着た岩木山(津軽富士)を眺める、享二と藤兵衛。
二人は 個人雑誌「希望」を作ろうと約束する。享二は 藤兵衛の妹駒子(お駒)と出会うが お駒もこの物語の終盤まで登場することになる。

「春」
冒頭の文節
「東北の雪国に春がきた!、春!、春!、11月から3月まで雪にとじこめられて穴居の民のごとく薄暗い家に日を送っていた人々は急にかごを出た小鳥のようにとびまわる」
雪国で育った人間でなけれなわからない喜び・・・・分かる、分かる。
享二も、藤兵衛も4年級に進級した。
馬島春吉の会の雑誌「南」は 享二、藤兵衛の雑誌「希望」の評判に圧倒され、その復讐で仕組まれた剣道大会の取り組み、享二の相手は 腕力絶倫、粗暴、残忍性のある十介と決まった。試合後、十介「お前はおれをどう思う」、享二「ばかだと思う」、梶原十介は 改心する。「十介は顔を享二の肩にあててないた。藤兵衛は暗の中に立ってすすり上げている」
まさに 青春ドラマ。三国志の桃園の誓いを彷彿させるシーンである。

「燕よ」
享二と藤兵衛の雑誌「希望」に 新たに十介が加入した。しかし藤兵衛が落ち込んでいる。
何故?、享二は 岩木川の川べりで、藤兵衛から、妹の駒子(お駒)が東京の紡績工場に売られていくことになったと聞かされる。
藤兵衛は涙を浮かべながら歌う。
南に故郷を思うとき、北に故郷を忘れめや、
北を故郷と思うとき、南の故郷を忘れめや、

燕よ。
南と北を行きかいて、いずれを故郷と定むべき、
電信線にやすらいで、なんの音信聞くやらん、
燕よ。
汝はさびしき鳥なれや、故郷を持たぬ鳥なれや、
放浪の霊とこしえに、憩う家なき鳥なれや、
駒子は東京へ、藤兵衛の母親は 親戚の家に身を寄せ、藤兵衛は 山嵐(漢文の教師、五十嵐直人)の家で働きながら中学校に通うことになる。
その頃、衆議院選挙が有り、父親寛蔵が神田で下宿していた頃友達だったという、立憲党の領袖北庭礼一郎が選挙応援で弘前市にやってきた。身分が違い過ぎると引け目を感じるしがない巡査寛蔵だが、北庭礼一郎は覚えていてくれ 「東京に来い」と誘われる。寛蔵は選挙絡みで 鯵ケ沢への転勤が決まり、代わりに享二を上京させて面倒を見てもらうことにする。

「南と北」
東京の北庭礼一郎の家に身を寄せることになった享二は 停車場に集まった、親戚や十介、藤兵衛等大勢の見送りの中、汽車で出発。下野のあたりの駅から乗り込んできて享二のそばに座った無賃乗車の小僧を助けようとするが、上野駅で見失ってしまう。この小僧も物語の終盤から最後まで登場してくる。
上野駅に着いて「荷物を受け取って 向島に行くにはどうしたらよいものか」、狼狽する享二を、出迎えに来ていたのは北庭礼一郎の家の使用人ダル公(大塚伝十郎)。
享二は  生まれて初めて電車をみたり、北庭礼一郎の屋敷の玄関横の4畳半におさまっても、到着早々、カルチャーショックの連続となる。問題児、北庭礼一郎の次男坊(享二と同い年17歳・ダル公は関白と呼んでいる)との確執も 物語終盤まで続く。

「試練」「美しい涙」
紡績工場に買われていった親友長田藤兵衛の妹駒子(お駒)から手紙が届く。紡績工場の寄宿舎で残酷な女工達にいじめにあっているという。なんとかしたい享二ではあるが・・・。
3円、月謝、ダル公のお陰で・・・、

「冤罪」
享二は 北庭礼一郎の次男坊が付き合っている不良仲間熊谷西田から仲間に入れと脅かされるがきっぱり断る。ダル公はその仕返しを心配するのだが。

「書と剣」
一方で 弘前の梶原十介は 享二と別れた後、さびしい日々を送っている。「酒は絶たれ、喧嘩は止められ、死んでるようなものだ・・・」十介は 享二に手紙を書く。高校生との喧嘩では、山嵐先生に見破られて・・・、
十介は 藤兵衛に言う。「東京へ行こうと思うよ。万人の敵を学ぶんだよ」

「日なたのねこ」
熊谷西田のたくらみで 享二は 自ら提案し可決した厚徳中学校の規約の制裁規定「女子との交際」を突き付けられ、鉄拳を受ける羽目になる。親友長田藤兵衛の妹から届いた手紙をが持ち出したものだが、「女子との交際」には当たらないものだったが、享二は 弁解せず、規約違反制裁で 袋叩きにされる。その分けは・・・、
正月15日梶原十介が上京。早速いざこざ。掏摸と間違えられ留置場にいれられる。解放された後、鉄拳制裁を受けて 頭、顔、泥まみれ、血まみれの享二と 再会することになる。

「正義」「微笑」
北庭礼一郎の次男坊が 不良仲間熊谷西田と組んで享二を陥れた事件に、十介は その復讐に燃え、不良少年のたまり場浅草へ。その争いを絶対阻止しないといけないと 包帯につつまれたままの重傷の享二も浅草へ。享二は そこで上京する時汽車で出会った小僧 泥公と再会する。十介と不良グループとの喧嘩でも 最後まで北庭礼一郎の次男坊を庇った享二であるが、結局、十介は「正義のため、不良少年に天誅を加えたるもの、浅岡享二、梶原十介なり、復讐せんと欲するものあらば何時にてもお相手申す」で 終わってしまう。
十介曰く「もうきみだって北庭の家へは帰れないよ」「苦学?、けちなこというなよ。楽学だ、自由児になるんだ」

「牧場」「新生活」「少年牧場」
北庭礼一郎の家には帰るに帰れず 十介、享二、泥公は ひとまず千住の場末の下宿屋に落ち着き、享二の怪我の回復を待ちながら、職を探すがなかなか見つからない。
その上、十介、泥公が 普通の人より3倍も食べることに驚いた下宿屋の女将から 追い出されてしまう。一文無しの三人は あてもなく我孫子方面に足を向ける。
「いいな、田舎はいいな」
小さな丘で寝転んだ三人、空腹に堪えかねて泥公が鶏を1羽盗んでくる。享二、十介は それを諫め、十介が謝罪に行くと そこは 老人(中里治助)一人の牧場だった。
十介の心掛けは 千羽の鶏より尊い等と 気に入られて、三人は 腹が割れるばかりの食事にありつき、挙句「おまえさんたち、この牧場を預かってはくれないか」と 持ち掛けられる。
夜中の2時から 三人は 搾乳、濾過、瓶詰、運搬、牛舎の掃除、昼間 享二だけは学校へ、十介、泥八は 勤勉に働いた。次第に お得意が増え、人手不足になる。享二は 不良少年達を積極的に招き入れて、更生を兼ねた勤労、理想郷「少年牧場」を作るという構想を固めていくという物語である。
西田が勝と熊谷を連れてきた。「しかし そんなに不良が多くなってもいいのか」「だいじょうぶ!」、十介は 消毒器を指さした。

最後の文節
「読者諸君!著者はつぎの物語を急ぐためにこの小説はこれで完結とする。だが ここに報告しなければならぬことがある。それは 篇中の各人物の消息である。悪に強ければ善に強い。いったん悔悟すれば公明正大である。熊谷は心機一転するとともに驚くばかり健剛な人物となった。熊谷の骨折りでお駒は紡績会社から解放されて牧場へ入った。牧場はますます繁昌した、大きな寮舎を建てて60人の少年を暁は起き昼に学んだ。享二の発議でダル公こと大塚伝十郎くんは寮舎の監督になった。享二は一切の顛末をしるして、郷里弘前にある親友長田のもとへ送った。長田は来年卒業とともに上京することになっている。著者は少年牧場の前途を祈福してこの篇のおわりを告ぐ」

(おわり)

 

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2月15日、久し振りに見る朝焼け

2020年02月15日 06時36分12秒 | 暮らしの記録

当地の今日の日の出時刻は 6時31分頃、日の入時刻は 17時24分頃となっている。
2月に入ってから 寒さ厳しい日が続き 寒がり爺さん、
しばらく 日の出時刻に 外を眺めていなかったような気がする。
久し振りに見る 日の出前の朝焼け。

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