昭和30年代、40年代、地方の小都市にも、邦画、洋画の映画館が1館や2館、必ず有ったものだ。テレビで映画を観られる時代ではなく、ビデオも無し、映画は 映画館に足を運んで観るものだった。薄給だった若い頃、おいそれと映画館通いすることは無理だったが、後年「不朽の名作」と評されているような映画は、結構観ていたように思う。
映画が斜陽産業の代名詞にもなり、映画館が身近な街からどんどん姿を消してしまった頃から、映画館に足を運ぶことも ほとんど無くなっているが、最近は テレビで放送される映画番組等で 時々ではあるが、懐かしい名作映画を楽しんでいる類である。これまで、ブログ・カテゴリー「懐かしいあの曲」に書き留めてきた曲の中で、特に懐かしく思うような映画と映画音楽を、ピック・アップ、コピペ、リメイク、改めて、書き留め置くことにした。
懐かしい映画と映画音楽・その55
映画「駅馬車」と主題曲 (再)
人それぞれ、「映画」という文字から、とっさに連想する映画がいくつか有るものだと思うが、「駅馬車」もその一つになっている類で有る。
今更になってネット等で調べてみると、
映画「駅馬車(原題 Stagecoach)」は、1939年(昭和14年)に、ジョン・フォード監督、ジョン・ウエイン(Jone Wayne)、トーマス・ミッチェル等主演で、製作、公開された、アメリカの西部劇映画だった。
言わずと知れた、映画史上を代表する傑作として高く評価された作品であるが、当然のことながら、実際に、初めて観たのは、公開から20数年後の戦後になってからのこと、地方のリバイバル映画館だった気がする。当時は、日本でも空前の西部劇映画ブームで、次々と西部劇映画が公開されていた頃だったが、「駅馬車」が、戦前の作品だったこと等、ほとんど意識することなく、一緒くたに観ていたように思う。
何よりも、主演のジョン・ウエインのカッコ良さに魅せられてしまい、その後、ジョン・ウエイン主演の映画が上映される度に、映画館に足を運んだものだった。
ジョン・ウエインは、1930年(昭和5年)に、映画「ビッグ・トレイル」に初主演として抜擢されたが不評で、不遇時代をを過ごしていたが、この映画「駅馬車」で高い評価を得て、一躍大スターとなり、以後、ジョン・フォード監督作品の看板俳優として活躍することになったのだという。
「駅馬車」は、アーネスト・ヘイコックスの短編小説「The Stage to Lordsbury」を脚色、映画化した作品なのだそうだが、駅馬車に乗り合わせた人々の人間模様を描き、さらには、終盤、アパッチの襲撃シーンでは、スピード感溢れる、ダイナミックなアクションシーン等が有り、西部劇映画ならではの、決闘シーンも有りで、映画史上不朽の名作とされている。
映画「駅馬車」の主題曲「駅馬車」は、イギリス民謡、「淋しい草原に埋めてくれるな」を編曲したものだったのだそうだが、映像とマッチし、脳裏に焼き付いているのである。
(ネットから拝借画像)
映画「駅馬車」 (YouTubeから共有)
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