「畑仕事も 庭の手入れも なおざりにしており 草ボウボウになっている」・・等と しょっちゅう「なおざり」という言葉を使っているが、なんとなく似ている言葉に「おざなり」が有り、もしかしたら 間違って使っているのではないかと 以前から気になっていた。
この際、はっきりしたく、三省堂の国語辞典「大辞林」で調べてみると、
「なおざり」
真剣でないこと、おろそかにすること、また その様。深く心にとめないこと、あっさりしていること、また その様。
用例 「商売をなおざりにして・・・」
「おざなり」(御座成り)
その場逃れにいいかげんなことを言ったり、したりすること、また その言動やその様。
用例 「おざなりの言い訳をする」「おざなりを言う」
なるほど、
今更になって、
「なおざり」と「おざなり」・・・似て非なる言葉であることが分かった。
どちらも あまりいいイメージの言葉ではないが 「なおざり」は 気まぐれ爺さんにつきまとい、「おざなり」は 政治家(屋)さん達の言動にうってつけの言葉といえるかも。