ゴールデンウイーク前に図書館から借りていた、松本清張著、「無宿人別帳」(大活字本」)を、やっと読み終えました。
当地、このところずっと雨降りの日が無く、専ら、「晴耕、晴耕、」で、なかなか、「雨読、」が出来ず、返却日が迫ってきて、慌ててしまいました。
松本清張の時代小説の短編集です。
江戸時代、一定の住居や正業が無く、身分制度では、最下層、戸籍帳簿にも名前が記載されなかった「無宿」と呼ばれる者を主人公とした、10作品が収録されています。
「無宿」の境遇、処遇は、過酷で、就職も出来ず、無実で有っても牢に入れられたり、島流しにされてしまったりしたようですが、無宿のほとんどは、飢饉や天災等で、地方から江戸に流れ込んだ人達であったとされており、松本清張は、そんな最下層の人間にスポットをあて、描いています。「人別帳」とは、当時の身分証明台帳のようなものだったようです。
「町の島帰り」
「海嘯(つなみ)」
「おのれの顔」
「逃亡」
「俺は知らない」
「夜の足音」
「流人騒ぎ」
「赤猫」
「左の腕」
「雨と川の音」
事だ・・ 松本清張の小説は殆んどかって読んだが
もうずいぶん昔の事だ・・ 最近再放送もあってTVで
松本清張作品が放送されているが 楽しみでもある。
清張の短編も面白いね~・・・
読んでみれば 面白い作品いっぱい有りですね。もちろん 読みやすい作品限定では ありますが。
大活字本の存在を知ったのもつい最近で 一層 年寄りが読書しやすくしてくれています。