たけじいの気まぐれブログ

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古い写真から蘇る思い出の山旅・その45(再)

2024年03月12日 07時16分50秒 | 山歩記

古い写真から蘇る思い出の山旅・その45
「日向山(ひなたやま)」(再)

かれこれ24年前2000年7月に、妻と二人で、山梨県の「日向山(ひなたやま)」を訪ねたことが有った。
あの頃はまだ、バカチョンカメラ(小型フィルムカメラ)しか持っていなかった時代だったが、どんな拙い写真でもプリントしては、アルバムに貼っていたものだ。
「OCNブログ人」で、ブログを始めたばかりの頃、そんな写真を、スキャナーで取り込み、ブログ・カテゴリー「山歩記」に、書き込んだことがあったが、順次、コピペ、リメイクすることにした。
昨日食べた夕食も、一瞬思い出せない老脳、山歩きの記憶も、どんどん曖昧になりつつあるが、残っている写真や当時のメモ等を見ると、あの日、あの場所の情景まで炙り出されてくるから不思議である。昔のことを懐かしがるのは、老人の最も老人たるところだ等と自嘲しながら・・・。


歩行ルート・歩程等

矢立石(駐車スペース)→日向山山頂→雁ケ原→錦滝→(尾白川林道)→矢立石(駐車スペース)
(標準歩行所要時間=約2時間40分)

(昭文社の「山と高原地図」から拝借)

早朝に自宅を出発し、登山口「矢立石(やだていし)」の駐車スペースには、
午前8時30分頃、到着したようだ。
5~6台しか駐車出来ないスペースで、満車状態、
なんとか、無理やり駐車したような気がする。
9時頃、「矢立石」を出発、
その先、「車止め」付近にも、10台程駐車可能なスペースが有り、
「なーんだ、ここまでくれば良かったんだ」と思ったような気がする。

矢立石

しばらくは、樹林帯の急登、
カラマツ林に変わり、その後、すこし下る。
鞍部には、雨量観測所が有る。
登り返すと直ぐ、日向山山頂(標高1,659.6m)。
三角点が有る。
雑木と笹に囲まれて、全く展望無しの山頂。

山頂から進むこと10分、
樹林帯から、突然、空に飛び出すようにして、大展望が広がる。
その瞬間は、感動的でもあった。
10時20分頃、花崗岩の白い砂礫の「雁ケ原(ガンガワラ)」に到着。
居合わせた20名程のハイカーと共に、眺望を堪能。
1時間程、休憩し、ちょっと早い昼食タイムとした。

北方、真正面には、「八ケ岳」、

南方に、沸き立つ雲と「甲斐駒ヶ岳」

「雁ケ原」からは、砂礫を急下降。
転倒、滑落、要注意。

砂礫の急下降が終わると、樹林帯の急下降が始まり、
鉄製の長いハシゴを下ると、滝の音が聞こえてくる。
「綿滝」だ。あずまやが有り、小休憩。

 

「錦滝」からは、ところどころに崖崩れ箇所も有り、荒れた「尾白川林道」を下り、
13時頃には、「矢立石」の駐車スペースに戻り着いたようだ。
当日は、気温30度を越す真夏日で、
しかも、台風の雨の後で、湿度も非常に高い日だったようで 
汗ダク、暑さに参ったような気がする。
標高1,700m弱の山ではあるが、南アルプスの最北前衛峰の日向山。
八ヶ岳や甲斐駒ヶ岳の展望台にもなっており、
白砂奇岩の雁ヶ原、爽やかなカラマツ林、砂礫の急下降、ハシゴ場、滝見等、
変化に富んでいて楽しめる山だった。
「初級者向きコース」とされており、道標にも、「ハイキングコース」等と
記されていたが、やはり、ある程度の山装備や心構えが必要な山ではないかと
思ったものだった。


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