たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

古い写真から蘇る思い出の山旅・その81

2025年02月19日 11時07分02秒 | 山歩記

古い写真から蘇る思い出の山旅・その81
「編笠山」(再)


かれこれ21年前2004年8月に、妻と二人で、「編笠山」を訪れたことが有った。
「編笠山」は、八ヶ岳連峰の一番南に有り、中央自動車道の小淵沢付近を走行中には、目の前に見られる山である。丸い頭の山で、山容は優しいが、標高は、2,523.7m、登山口の観音平駐車場からでも標高差は、約1,000mあり、決して侮れない山でもある。
まだまだ、時間的、精神的余裕の無い自営業を続けていた頃だったが、忙中閑を敢えて作り、「たまには気晴らしに・・」等と思い立ち、出掛けたような気がする。
数年前に一度、ブログに書き込んでいたが、コピペ、リメイクし、改めて、「古い写真から蘇る思い出の山旅」に、書き加えることにした。
昔のことを懐かしがるのは、老人の最も老人たるところだと自嘲しながら・・・。


山行コース・歩程等

観音平駐車場→雲海展望台→押出川→(編笠山巻き道)→青年小屋→編笠山山頂→押出川→雲海展望台→紅葉台展望台→観音平駐車場
(標準歩行所要時間=約6時間)

(昭文社の「山と高原地図」から拝借)

毎度のこと、夜明け前に自宅を出発。
観音平駐車場(標高1,560m)に到着のは、6時30分頃だったようだ。
50台程駐車可能とされる駐車場も、すでにほぼ満車状態。
なんとか駐車出来、安堵。
続々到着する後続車は、路端縦列駐車になること必至だった。

コンビニで調達したパン、牛乳で軽く朝食をとり、
6時50分頃、観音平駐車場を出発、
笹で覆われたカラマツ林の緩い登り、
爽やかなの高原の雰囲気、快適、
7時40分頃、雲海展望台(標高1,880m)着、
ベンチ有り、展望良好?となっていたが、あまり展望は良く無く、通過。
ツガ等の樹林帯を進む。

8時15分頃、押手川(標高2,200m)に着き、小休憩。
あたり一帯は、苔むした岩石と薄暗い樹林帯、
夫婦連れ等、2、3組のハイカーが休憩だった気がする。

 押出川からは、右方向、緩やかな登りの、編笠山巻き道へ進む。
シャクナゲの群落有り、
タカネマツムシソウ、アキノキリンソウ、オヤマリンドウの蕾、コケモモの実、
ゴゼンタチバナの実、ブルーベリーの実・・・等々が見られたようだが、
写真は,あまり残っていない。

 

樹林帯を抜けると、左手に編笠山、正面に、権現山が、見え隠れ、
ゴツゴツした岩石の急登となり・・・、

9時30分頃、青年小屋(標高2,380m)に到着したようだ。
その数年前に、西岳・権現岳・三ツ頭縦走山行した折に、
一度宿泊したことの有る山小屋で、
入口の赤提灯が、懐かしかった。

周辺には、高山植物、

西側から、ガスが吹き上げてきて、あっという間に青空が見えなくなり・・・、
目指す編笠山、

30分間程、青年小屋周辺の雰囲気を楽しんだ後、編笠山山頂に向かう。
ゴロゴロした岩石の急登、途中で振り返り見た青年小屋。

10時30分頃、編笠山山頂(標高2523.7m)着。
すっかりガスに覆われてしまい、
時折、ガスが途切れて、一瞬、清里方面、小淵沢方面、西岳方面、権現岳方面が
見え隠れしたが、お目当ての大展望は叶わず・・・。

強風で、汗だくの体は冷え、長袖シャツを着込み・・・・、
持参した煮込みうどんで、早めの昼食。
ゆったり、熱々のコーヒーで、至福のひとときを過ごし、
11時30分頃、編笠山山頂を出発、下山にかかったようだ。
ゴロゴロした岩場の直線的急下降登山路周辺には、
ウメバチソウ、シナノオトギリ、アキノキリンソウ、タカネヤハズハハコ、
ミネウスユキソウ等の高山植物が次々見られ・・、

 

 

押手川、雲海展望台を経て
13時頃、紅葉台展望台(標高1,649m)で小休憩。
鳳凰三山、甲斐駒ケ岳、富士山の眺望良好とされているが、
霞んでいて、展望叶わず。

 

 

13時45分頃、観音平駐車場に帰還、
お盆過ぎの週末ではあったが、行楽客等の帰りの時間帯の中央自動車道上りは
大渋滞が予想されていて、
早めに帰途についたのだった。
あの頃はまだ、「また来る時には、笑っておくれ・・・♬」的な気分だったはずだが、
その後は訪れる機会は無く、足、腰、痛!、痛!、になった今となっては、
「編笠山」もまた、遠い思い出の山となってしまっている。


この記事についてブログを書く
« 葉室麟著 「津軽双花」 | トップ | 天気晴朗なれど、冷たい強風... »

山歩記」カテゴリの最新記事