公房文學、特に方舟さくら丸の絶好のテクスト
になっている。読み解くヒントになるだろう。
僕も方舟さくら丸は読んだが、どうして、トイ
レにハマるようなドジな人が主人公なのかな、と
思っていた。あと、興味深かったのは、言語の向
こう側には行けないということだ。どこまで行っ
ても言語の枠組みからは逃れられない。だから、人
間は感情を溢れさせると、狼狽えたり、戸惑った
りするんだナ、と思った。言語で説明のつくうちは
まだ安心していられるのだろう。あとひとつ、リーダ
ーの発生に関することで、火事に巻き込まれた人が、あ
る人が忘れ物をしたと言って、それを待っていて全員焼
け死んでしまった、というもの。文脈から外れたことを
するとリーダーになる、というのはなかなかおもしろ
く感じた。
になっている。読み解くヒントになるだろう。
僕も方舟さくら丸は読んだが、どうして、トイ
レにハマるようなドジな人が主人公なのかな、と
思っていた。あと、興味深かったのは、言語の向
こう側には行けないということだ。どこまで行っ
ても言語の枠組みからは逃れられない。だから、人
間は感情を溢れさせると、狼狽えたり、戸惑った
りするんだナ、と思った。言語で説明のつくうちは
まだ安心していられるのだろう。あとひとつ、リーダ
ーの発生に関することで、火事に巻き込まれた人が、あ
る人が忘れ物をしたと言って、それを待っていて全員焼
け死んでしまった、というもの。文脈から外れたことを
するとリーダーになる、というのはなかなかおもしろ
く感じた。