集英社 昭和五十年
この武井氏は、よく存じ上げないが、童話雑誌の
挿絵画家から出発された方だということだ。
豆本を愛した男の話しや、引っ越しの際、トランク
に入っていた貴重な本を野球をやっていた少年が
盗む、そして、愛でているところを一年後にみつ
かって、返すことになった話し。盗むと云えば、
倉本聰氏の北の国からで、マイコンと云うぶ厚い
雑誌を友達から盗んでしまう、という話しがあっ
たな、などと思い出した。
書痴と云う言葉は初めて知ったが、書に惑溺している
男ないし、女、もしくは、どちらでもないの意故、た
だの本好きとは違うらしい。いわば、私めなんかは
書痴ではないんじゃないか、とふと思うのであります。
いや、そうでもないか……。
(読了日 2024年11・22(金)18:10)
(鶴岡 卓哉)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます