古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

愛書人行状記  武井武夫

2024-12-09 07:08:37 | 本の紹介

集英社   昭和五十年

 

この武井氏は、よく存じ上げないが、童話雑誌の

 

挿絵画家から出発された方だということだ。

 

豆本を愛した男の話しや、引っ越しの際、トランク

 

に入っていた貴重な本を野球をやっていた少年が

 

盗む、そして、愛でているところを一年後にみつ

 

かって、返すことになった話し。盗むと云えば、

 

倉本聰氏の北の国からで、マイコンと云うぶ厚い

 

雑誌を友達から盗んでしまう、という話しがあっ

 

たな、などと思い出した。

 

書痴と云う言葉は初めて知ったが、書に惑溺している

 

男ないし、女、もしくは、どちらでもないの意故、た

 

だの本好きとは違うらしい。いわば、私めなんかは

 

書痴ではないんじゃないか、とふと思うのであります。

 

いや、そうでもないか……。

 

(読了日 2024年11・22(金)18:10)

                 (鶴岡 卓哉)

 

 


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