第七十回昭和48年下半期。
食うに事欠いた男が山に行けば食わしても
らえるだろうと、月山を目指す。山小屋で
冬を迎えるが、障子で繭のようにして過ご
す。その村では密造酒をしているようだ。で
も東北弁の描写で会話は九割わからない。東
北の人以外分からないだろう。正直言って、
この小説の七割はわからなかった。ただ文体
の中に、東北の寒さの厳しさが窺いしれ、文学
的に誇り高いということは分かった。東北に行
っても、十割分からないんだろなア。
食うに事欠いた男が山に行けば食わしても
らえるだろうと、月山を目指す。山小屋で
冬を迎えるが、障子で繭のようにして過ご
す。その村では密造酒をしているようだ。で
も東北弁の描写で会話は九割わからない。東
北の人以外分からないだろう。正直言って、
この小説の七割はわからなかった。ただ文体
の中に、東北の寒さの厳しさが窺いしれ、文学
的に誇り高いということは分かった。東北に行
っても、十割分からないんだろなア。