角川文庫 2010年
ぼくは基本、完読しないとその本について
何かを書いたりしないのだが、この本は
そのひどさ故、半分ほどしか読まなかった。
まず、段ボールハウスというのについては、
コンクリの上で段ボールで家らしきものを
作るのだが、寝返りも打てないうえ、段ボール
を敷いただけなので、硬くて決して熟睡できない
だろう。それを快適この上ないみたいな言い方
をするのは甚だ問題があるのではないだろうか。
それにトイレはどうするのだ。公園でホームレスが
ひとりだけいたが、そのトイレはいつも滅茶苦茶に
汚れていて、不快極まりなかった。
ぼくは十年以上前だが、お総菜屋でバイトして
いたが、お弁当を廃棄するそれをホームレスが
食べたがるのだが、いつも食べ散らかして、大層
問題になっていたってこともある。
ホームレスもある人が風呂に入れてやると、お風呂に
二センチくらい垢が浮いていたという。この本に
あるように、そううまくは絶対にいくはずはない。
少しはまじめに生活することを考えたらどうだ、と
言いたくなった。
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