ちくま文庫 1986
「公明新聞」に連載していたものをまとめた本書。はじめと
終わりに笑いについての論考をわかったようなわからないよ
うなわからないようなわからない感じで考察している。
「笑い」について、わたしは熟考したいのだ、という人が
読んだら共感できるかも。
南伸坊氏はぼくも敬愛してやまない赤瀬川原平氏の教え子
ということだ。ぼくもこれから赤瀬川氏の本を何冊か用意
しているので読んでいきたい。ぼくも赤瀬川氏のDNAを
引き継いでいるといっていい。
なんでもおもしろがる、というのが南氏の方針らしい。そ
れは犯人のファッションに注目し、ベストドレッサーを選
んだらいい、と語るのにも現れている。
いいまつがいについて、考察したスプーン投げ、眉間と股間
を言い間違えるっていう。
植木等氏にも影響を受けているらしい。「コツコツやつやつァ
ゴクローサン」と来たもんだ。そうだろうか? とマジメに
ツッコミを入れるぼくは相当のマジメさんなのだろう。いや、
改めて言うまでもないが、マジメじゃなきゃ、ふざけられな
いでしょ?……合掌。
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