古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

聡乃学習(サト スナワチ ワザヲ ナラウ) 小林聡美

2024-10-31 21:48:15 | 本の紹介

幻冬舎文庫 2019年

 

いつもこの人の本は、なんとなく読み始め、

 

なんとなく読み終わっている。

 

この人のいいところは、猫を愛しているところ

 

で、ホイちゃんという、ポイと捨てられた捨て猫

 

だからというのでそういう名前にした、という。

 

最後の大トリのエッセイで、そのホイちゃんが

 

大病をして、死んだことが描かれている。

 

それはとても淡々と描かれているだけに、静かな

 

哀しさが漂っている。

 

五十代の老いが描かれていて、いろんなところに

 

来るんだ、五十代。

 

ぼくは、この前、台所の前に置いてあったケースに

 

足を突っ込んで、滑ってコケて、腰をやられてしまった。

 

いや、頭を打って、救急車で運ばれた人もいる、とか。

 

いつどうなることやら分からぬ、毎日がアドヴェンチャー

 

な五十代なのだった。

 

(読了日 2024年10・7(月)18:30)

                (鶴岡 卓哉)

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 思い出の作家たち 川端康成... | トップ |   
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

本の紹介」カテゴリの最新記事