高見浩・訳 角川文庫 1965年
ヴァールー=シューヴァルとは夫婦であり、
ノルウェーの人ということだ。ノルウェーの
お作品を読むことになろうとは思わなかった。
カフカという米人の助けを借りて、そう書いて
あったので、アメリカから馳せ参じるのかと
思ったら、電話とかだけの参戦だった。
ロゼアンナとは、遊覧船で殺されたアメリカ人女性
の名前で、この女性は船上で殺され、投げ捨てられ
その犯人を追う、サスペンスといった感じの作品
だ。ラストは息詰まるような感じで、この読み物を
楽しんでやったという想いのあるぼくだった。
うーん、展開は単調だし、ずっと話が停滞して
いる印象だった。訳が高見浩で、それがよかったの
かな、と思う。
(読了日 2024年7・24(水)0:28)
(鶴岡 卓哉)
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