中公文庫 1997年
この頃の獏氏は釣りキチだったらしく、仕事
の合間を縫って、釣りをしていたらしい。
また、環境保護にも造詣が深く活動していた
らしい。今は、獏氏は癌になってしまった
らしい。
日本の文学に、三大テーマとして、上げると
すると、病気、料理、釣りとなるだろう。
ぼくはどのテーマも同じく好きだが、実は
病気と云うのが、一番好きである。
川釣りをメーンにやっていて、特に鮎釣り
に興じていたらしい。
ぼくは鮎釣りはしたことはないが、川釣りは
子供の頃、庄内古川とか古利根川があり、釣り
キチみたいにやっていたが、今はほぼ興味がない。
釣り人の心理というものを、この本ではよく言及
されているが、そういうもんかしらねえ、と自分
だけ釣れない悔しさというものも、良く分からない
ものだった。
他の人と競って釣っても大して面白くもなかろう、
と思うのだ。自分は自分、ということをおとなになって
ぼくは徹底しているので、人と比べたことは、あまりな
いし、悔しいと思ったこともないのだった。
(読了日 2024年10・4(金)1:23)
(鶴岡 卓哉)
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