角川文庫 1989年
シーナさんがウスラバカだからウスラ沢野だ、といって
ウスラ沢野ウスラ沢野といっていた(書いていた)。
なんでウスラなのか、と思っていたら、どうやら、この
シーナ一派は家庭をかえりみないひとたちらしい。
火宅の人気取りでいるらしかったウスラ氏、では、結婚
などしなけりゃいいじゃないか、と思うのがふつーだ。
でも、そうなのだ、するから、ウスラなのだ。
ボクもたぶん、結婚したら家に帰りたくなくなるひとな
ので、絶対、しないのだ。そもそも女のひとが怖いのだ。
で、この本だが、山岳エッセイというべきもので、山に
関することが、自身の体験を踏まえて書かれている。
ボクは海も山もコワイ。もやし中年なので、なんで山に
登ろうとするのかわからない。山がそこにあるからだ、
というこたえはいかにもこたえになっていない。じゃあ、
ビルがあったら、登るのか? 木があったら登るのか?
うーん、よくわからなくなってきた、チーン……合掌。
(鶴岡 卓哉)
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