花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

6月6日(旧5月4日)二十四節気 芒種 七十二候 蟷螂生(かまきりしょうず)サクラウツギ(?)とハコネウツギ カモメヅルケリ(鳥)カモメヅル

2022年06月05日 | 果実・花

  梅雨入りが近いと感じさせるこの頃だが暑い。我が里も先週は30度前後の日々が続いた。椿の剪定を急いでいるが休憩の度にアイスクリームと言うよりキャンディー(主にガリガリ君だが)が要る。ツクバネウツギと思っていたがサクラウツギではないかと思い始めている。似た花が多いと悩ましい。

  

 こちらはハコネウツギ(箱根空木)だ。白い花で咲き、淡いピンク色からこのような色に変化する。そもそも空木は茎が中空であることからの命名だそうで5月11日号で紹介したウノハナの正式名が”空木”、別名が卯月に咲くことからウノハナとなったようだ。

  

 蔓を見上げると奇妙な形の花が咲いている。宇宙船を思わぬでもないがカモメの飛ぶ姿に似ているとかで鴎蔓(カモメヅル)の名がある。蔓物はとにかくよく伸びる。これは真っすぐ天に向かっていて、もう4,5mは優にある。利休梅が傷みそうなので頭をカットしたが・・・また伸びてきた。

  

 このところ家の近くで毎日、キジの鳴き声が聞こえる。声を追うとフェンスから5m先の柿の木の下にいた。雉は木の上ではなく土の上に卵を産むらしい。雌キジが近くで卵を温めているのではないかと思う。そして、近くの田植えが済んだ田に珍しくケリが来ていた。ケリの中でも色んな種類があるようだが、この種は嘴が黄色で羽を広げると白い部分があり、遠くからでもケリとわかる。キジバトと同じか少し大きいくらいの鳥だ。

  

 庭に石の間でサツキが咲き始めた。この石は知り合いの庭師さんが配置してくれた。もう12,13年になる。2人して庭を造ってくれたのだがお昼に持参の弁当を食べた後、ベランダで暫く眠るのが日課だった。横向きで背中が向き合った寝姿を今も鮮明に覚えている。”昼寝する庭師2人は相似形”。

  

 6月に入り、その名の通りジューンベリーが熟れ始めた。小さい種があるがあまり気にならずそのまま食べる、そして多くはジャムになる。花は4月15日号で紹介したがまだ葉が生え備わる前に咲き、とてもキレイだ。紅葉もキレイと言うことで、近年人気がある木のようだ。

  

 4月にヒロ君(孫)から、”うーたん、気球に乗せてくれるから来て”の電話があり5月20日過ぎの日曜日、安八町に行った。約10分間、地上20mまでの飛行だったが初体験で楽しかった。”足が地に着いていない”状態を味わったわけだが転じた意味は”考え方や行動が浮ついてしっかりしていない”こと。そうか・・・反省⤵

  

 明日6月6日は二十四節気 芒種(ぼうしゅ)の始まりで七十二候は芒種初候 蟷螂生(かまきり しょうず)だ。小満に続き芒種もあまり馴染みがない。芒種の芒は1字では”のぎ”と読まれ、芒とは稲などの先にある突起の部分を言う。稲などの穀物の種を撒くころの意味のようだ。我が里ではもう田植えの済んだところが多い。”蟷螂生”、言われて初めて考えたみた。そうか、でもまだ蟷螂は見ていない、間もなくなのだろう。ところでヒロ君は私を”うーたん”と呼ぶ。”じいじ”はちょっと、と言っていたら、この名になった。娘が言葉を覚え始めたとき、色々な言葉を教えようと話す。が、”おとうさん”は何度やっても、何故か”うーたーまん”に。今、孫のヒロ君が引き継いでいる。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 5月31日(旧5月2日)小満末候... | トップ | 6月11日 芒種次候 腐草為蛍 ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

果実・花」カテゴリの最新記事