国宝の五重塔紹介の最終回である。HP”望郷+田舎暮らし日記”の”塔のある寺”は1年半で約100塔を巡り掲載した。多宝塔及び三重塔は数が多いのもあるが正直、余り記憶に残っていないところもある。が、五重塔は訪れた時期まで比較的覚えている▼写真1、2は奈良市中院町にある元興寺(がんごうじ)の極楽坊本堂の屋根瓦と五重塔小塔である。極楽坊全室・本堂の瓦は日本最古で飛鳥時代のものと言われている。写真2は入り口を通し拝むことが出来た小塔で外からズームで写している。5.5mの高さだが内部の一つ一つまで忠実に造られていて”建造物”として国宝に指定されている▼写真3、4は奈良市法華寺北町にある海龍王寺の五重塔小塔である。 様式から8世紀前半頃のものと推測されている。元興寺ともども奈良時代のものであるが海竜王寺のものが古い。ただ、高さ4m余りの小塔は箱状の構造物を積み上げたもので、細かい部材は外側から貼り付けられている▼最後になるが写真5、6は談山(たんざん)神社の13重塔である。1532年に再建されたものである。重要文化財指定であるが十三重塔は一見に値する。高さは約17mで場所は奈良県桜井市多武峰である▼談山神社を初めての参拝は23~24歳の頃だった。その時、当麻寺も参拝した。鈴木フロンテの軽自動車だったがバスが来なくて困っていた老夫婦を麓まで載せた。記憶ではずっと当麻寺だったと思っていたが行ってみると何となく談山神社のような・・・記憶力のなさが物語る40年前の話である。
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