”15時までには帰って来たい”と言うことで朝7時に家を出発した。津市にある三重県立美術館へ”平櫛 田中(ひらぐし でんちゅう)展”を見に行くためである。女房に展示会をやっているので行きたいと名前を言われても全く思い出さなかった。が、調べて思い出した”六十・七十は鼻たれ小僧・・・”と言う言葉を▼彫り物を評価する力は言うまでもなく私にはない。が、まるで生きているような展示物に圧倒された。出口で“もう一度”となり強く印象に残ったものを見に戻った。多くの老人の彫刻を始め、どれも本当に素晴らしいが”幼児狗張子(ようじいぬはりこ)”の題がつく彫り物は”遊んでいたおもちゃを落とし次を求めている幼児の姿・表情”が何とも可愛くリアルで印象が強く忘れられない。三重県立美術館での”平櫛 田中”展は12月9日までである▼帰り道、津観音に参拝した。写真1が本堂で2、3が五重塔である。この五重塔、2001年に完成したものである。海住山寺の五重塔を参考に作られたようだ。写真4が同寺の五重塔である。裳階を含め確かに似ているが▼写真5、6は境内にあった桐の木になる実である。久しぶりに見て懐かしくなり撮った。子供のころにこの枝を振りカラカラとなる音を楽しんだことを思い出す。故郷が恋しくなる時である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます