10年ぶりぐらいになるだろうか、NHKの大河ドラマを見るのは。と、ぼんやり考えながら調べてみた。2002年の41作の”利家とまつ”以来だった▼昨日の”八重の桜”は松平容保率いる会津藩が京都守護職として就任する1862年の話だった。京都での本陣は金戒光明寺に置かれた。同寺は徳川初期に同じ浄土宗の知恩院とともに城郭構造に改められていたようだ▼金戒光明寺は昨年の12月18日に参拝していた。徳川家と関係の深い寺で先ず写真1、2の三重塔は第2代将軍徳川秀忠の菩提を弔うために1633年に建立されている▼更に写真3は秀忠の正室お江の方の墓である。春日局が追善菩提のため建立したものである(お江の方と春日局(当時、家光の乳母で福)は第3代将軍で争った経緯がある)。会津藩による京都守護職の取り締まりは会津藩士のみでは手が回りきらなかったため、守護職御預かりとして新撰組をその支配下に置いたがその寺としても知られている▼戊辰戦争の緒戦となった鳥羽・伏見の戦いは1868年に起こっているがその戦いで戦死した会津藩士の菩提を弔っている墓もこの寺にある(写真4)。寺を巡った後ではあるがいろいろなことが思い出された日曜日だった▼何故、10年ぶりに大河ドラマを見る気になったか。今の時期、テレビを見易い時間18時からBS放送していることが最も大きな理由である。DVDとか文明の利器があるのだが・・・。
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