俳句の世界では霞は春の季語。秋から冬の光景に比べると晴れていても、どんよりとした日が多い。1枚目は正にそれ、右端が岐阜城のある金華山、そして奥に見えるのが50km先の恵那山だ。別の日の雨上がりの朝、その恵那山がぽっかり棚引く雲の上に見えた。ここまで雲海が広がるのは珍しい。
秋に赤い実が生り紅葉もキレイ、と思って植えたナナカマドらしい。だが、ナナカマドならずニワナナカマドだった。ナナカマドと同じような花を付けるが実は付けず紅葉になることなく葉はその前に枯れ落ちる。でも初夏の花として楽しめる。
もう、と言うべきか早、カワラナデシコ(河原撫子)が咲き始めた。秋の7草の1種の撫子はこの花を言うようだ。まだ夏至の前、さて何時まで咲いていてくれるか。
学名ニゲラ、和名として黒種草の名がある。強い花で毎年、同じところで咲いている。花よりも大きな種子袋、和名黒種草は種子が黒かったことから名だが、黒い種が入る種子袋の印象の強さに押されたのだろうか。ドライフラワーに適しているようでいつの間にかなくなっている。
飼っている(?)とも言えるジャコウアゲハ。越冬組が生んだ幼虫が唯一の餌ウマノスズクサをほぼ食べつくした。ジャコウアゲハ蝶は花を求めて家より外へ飛んでいくことはあるが卵を産みつけるのは必ず餌となるウマノスズクサ。この里ではウマノスズクサがあるのは我が家だけのようで遠くへ飛んで行った蝶も必ず夜には戻り、ウマノスズクサの近くで休んでいる。サナギが家屋の軒下から木々の葉そして草花の茎・葉に見られる。
明日6月16日は芒種末候 梅子黄(うめのみきばむ)だ。ここ数年、毎年梅を頂ける現役時代の同僚がいて今年は少し早めに貰いに行ってきた。”黄ばむ”前と言うところだろうか。梅干しには熟したものが良いようだが今年は梅ジュースが中心、青梅をたくさん貰って来た。梅狩りもそうだがどうも”~狩り”になると獲り過ぎる。先日のブルーベリー・ジューンベリー、今年は行かなかったがワサビ狩り、獲り過ぎないようにしようと思うのだがついつい・・・。
ジャコウアゲハのサナギ、いろんなところに付いている。上の写真はスコップに付いたものだ。”朝顔に釣瓶とられてもらひ水”と言う加賀千代女の名句があるがその状態に近い。”我慢・辛抱”・・・せいぜい10日余り、そんな大げさなことでもない。
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