ザイオンの危機が目前に
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さて、マトリックスの二作目。
2作目と3作目はセットで連続した話になっています。
救世主として覚醒したネオは、
コンピュータ支配から人類を解放する闘いを続けています。
人間たちが暮す最後の都市・ザイオンに
ロボット兵センティネルが25万の大群で押し寄せ、ザイオンの滅亡が迫っています。
その危機を救うには、ネオがマトリックスの「ソース」に到着しなければならない。
そしてそこへ通じる道を開くことができるのは「キー・メーカー」という人物だけ。
ということで、RPG的に、一つ一つの課題を解決しつつ進んでいくことになります。
仮想世界“マトリックス”でのカーチェイスは、とにかく派手。
まあ、一番の見所でしょうか。
数々のアクションはやはりスタイリッシュでカッコイイですが、
こんなシーンがあまり続くとなんだか飽きてしまって、
さほどの驚きはなくなってきてしまいます。
エージェント・スミスが自己をコピーする技を身につけたようで、
うじゃうじゃとMr.スミスが湧き出てくる。
これはかなり気味悪いですが。
このコンピュータと人類の泥沼のような闘いの根源は
いったいいつからどのようにして・・・、
という所に恐るべき謎が潜んでいるようではあるのですが、
なんだかよく分からないうちに「続く」と言うことになってしまいます。
2作目はやや消化不良。
とにかく次へ行きましょう。
「マトリックス リローデッド」
2003年/アメリカ/138分
監督:アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー
出演:キアヌ・リーブス、ローレンス・フィッシュバーン、
キャリー=アン・モス、ヒューゴ・ウィービング
カーチェイス度★★★★☆
満足度★★.5