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コンフィデンスマンJP 英雄編

2022年12月11日 | 映画(か行)

「ツチノコ」を受け継ぐ者

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TVドラマ「コンフィデンスマンJP」劇場版第3作。

かつて、悪しき富豪たちから金品をだまし取り、
貧しい人々に分け与えた“ツチノコ”という名の英雄がいた―――。
それ以来、当代随一の腕を持つコンフィデンスマンが受け継いできた「ツチノコ」の称号。
実はダー子達3人は、このツチノコ3代目にコンフィデンスマンの技を教わったのです。
ではこの3人がツチノコ4代目を継いだのか、それとも継がなかったのか・・・? 
誰が、どうして・・・?

本作はこの謎を解き明かしながら、ストーリーが進みます。

地中海に浮かぶマルタ島。
そこに屋敷を構える大富豪が所有する幻の古代ギリシャ彫刻「踊るビーナス」が
この度のターゲット。
ダー子達3人は、それぞれの腕を競うために、今回はあえて共同作戦をとらず、
3人それぞれのアプローチでターゲットに接近していきます。

その動きを察知したインターポールのマルセル真梨邑(瀬戸康史)や、
日本の刑事丹波(松重豊)、そしておなじみヤクザの赤星(江口洋介)らが動きだして、
なんと3人は次第に追い詰められ、最大の危機に・・・!?

これまた、どこからがフェイクなのか?という大がかりな仕掛けのある作品ですが、
ちょっと人物がごちゃごちゃしすぎで、お祭り騒ぎしすぎという感。

シュッとしてカッコイイ瀬戸康史さんが実は・・・という運びが
つい最近見たTVドラマにも似て、なかなか興味深い。

そして、この3人と赤星の関係性が劇場版3作で少しずつ変わっていくのも、
面白い所ではあります。

しかしもうここにはジェシーもスタアも登場しない
(作中では姿は見せないけれど、存在はあるというように表現されていた)のです。
淋しい限り・・・。

 

<WOWOW視聴にて>

「コンフィデンスマンJP 英雄編」

2022年/日本/127分

監督:田中亮

脚本:古沢良太

出演:長澤まさみ、東出昌大、小日向文世、小手伸也、瀬戸康史、
   松重豊、角野卓造、江口洋介

満足度★★★☆☆



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