映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

ウエスト・サイド・ストーリー

2022年05月25日 | 映画(あ行)

劇場の大画面で見たかった

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1961年にも映画化された名作ブロードウェイミュージカル「ウエスト・サイド物語」。
それをスピルバーグ監督が再び映画化したものです。

ということで、私は予習怠りなく61年版を再視聴し、
本作を楽しみにしていたのですが、
コロナ自粛に励んでいるうちに見そびれてしまいました。
この度早くもネット配信開始となり、やっと見ることができました。
でもやっぱりこれは劇場の大画面で見たかったですねえ・・・。

1950年代、ニューヨーク、マンハッタンのウエスト・サイド。
夢や成功を求めて、世界中から多くの移民が集まっています。
若者たちは、同胞の仲間と集団を作り、各グループは対立し合っています。
特にヨーロッパ系の移民ジェッツとプエルトリコ系の移民シャークスは、
その対立が激化して一触即発状態。
そんななか、ジェッツの元リーダー・トニー(アンセル・エルゴート)と、
シャークスのリーダーの妹マリア(レイチェル・セグラー)が運命的な恋に落ちます・・・。

とまあ、今さらストーリー紹介は必要ないくらいでしょうか。
元がシェークスピア「ロミオとジュリエット」ですので、ストーリーは鉄板。
そして、音楽がやっぱりいいですよね。
音楽によって心が浮き立ったり、胸がキュンとしたり、
悲しみに沈んだり、揺さぶられ続けます。

私はトニーとマリアがパーティ会場で初めて出会うシーンが好きです。
雑踏の中、二人は離れて遠い位置にいるのですが、
ふと目が合って、それからはまるで吸い付けられるように目を離すことができない。
いつしか、会場のもの影で対峙する2人。
う~ん。
こんな年でもこんなロマンチックな出会いをしてみたいものだなんて思ったりして。
キュンですね。

ストーリー、音楽共に元々いいところへ、
この度さらにパワーアップしたダンス、そしてカメラワーク。
舞台背景の街並み、人々の服装についても50年代の再現度がハンパない。
文句なく楽しませてくれる作品なのでした。

バレンティーナ役のリタ・モレノは、61年版でアニタ役を務めていた方なんですね。
しゃれた演出です。

 

<Amazon prime videoにて>

「ウエスト・サイド・ストーリー」

2021年/アメリカ/157分

監督:スティーブン・スピルバーグ

出演:アンセル・エルゴート、レイチェル・ゼグラー、アリアナ・デボース、
   デビッド・アルバレス、マイク・ファイスト、ジョシュ・アンドレス

 

音楽・ダンス★★★★★

情動度★★★★★

満足度★★★★★

 



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