カラスたちとの付き合い方、伝授
なるほどそうだね 札幌のカラス2 | |
中村 眞樹子 | |
北海道新聞社 |
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大好評第2作は驚き! のエピソード48
「ベランダの鉢植えにから揚げが!?」
「切符を買うカラス、その真相は?」
「ビルのはしごに頭が挟まっています! 」
など、カラスたちのユニークな日常を文と写真、イラストで紹介。
観察歴約20年の著者ならではのディープな話題が満載です。
産卵から巣立ちまでを追った「街なかブトの子育て観察記録」、
「こんなものを食べています」はカラー特集で。
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早くも「札幌のカラス」第2弾が出ました。
前巻は基本的なカラスの生態についてが主な内容でしたが、
本巻では著者が見聞きした実例が満載。
まさに、著者のカラス愛が溢れています。
まずは、カラスといえば常に話題となるゴミ置き場の散らかし問題ですが、
つまり、徹底したガードが大事ということなのですね。
実は我が家すぐ側のゴミ置き場、たまーにとっちらかっていることがあります。
しかし、きちんと決められた時間内に、きちんとガード板を立ててくれれば防げることなんですよ。
つまりはこれはカラスが悪いのではなくて、ルールを守らない人間が悪い!
「カラスが見ていますよ」とか書いた看板でも出してみましょうか・・・?
あとは子育て期のカラスが人を襲う問題。
著者は、わずかの期間なので、どうか広い心で見守って・・・というスタンスです。
この時期、著者のところには一般市民のみならず行政からも相談が多いそうですよ。
実は昨年の初夏、カラス応援団のつもりの私も、
営巣した木の下を歩いてカラスに襲われてしまいました。
悲し~(T_T)
いやいや、でも、決してカラスは憎めない。
応援団は続けます・・・!
そして、著者が観察を続けるうちには、多くのカラスの死ももちろん目撃しています。
そんなところの描写では思わず私ももらい泣き・・・。
著者は普段から夜6時頃には布団に入り、午前2時過ぎに目を覚まし、
パソコンチェックをして、自転車で早朝の街に出てカラスの行動を記録しているのだとか・・・。
いやあ、とてもマネできることではありません。
これからはカラスと、カラス応援団長の中村眞樹子さん、
双方を応援していきます!
図書館蔵書にて
「なるほどそうだね 札幌のカラス2」中村眞樹子 北海道新聞社
満足度★★★★☆
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