映画と本の『たんぽぽ館』

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フッド ザ・ビギニング

2019年11月01日 | 映画(は行)

手に汗を握って楽しもう!

* * * * * * * * * * * *

中世イングランドの伝説的英雄ロビン・フッドの誕生秘話。

 

イングランド、ノッティンガムの若き領主ロビン・ロクスリー(タロン・エガートン)は、
十字軍に徴兵され、4年後に帰還します。


ところがその間に、ロビンは戦死したとされ、領地も財産も没収された上、
恋人マリアン(イブ・ヒューソン)も今は別の男・ウィル(ジェイミー・ドーナン)と恋仲になっています。
絶望の底に沈むロビン。


しかし、戦地で出会った異教徒の戦士ジョン(ジェイミー・フォックス)に導かれ、
腐敗した政府への反逆を開始します。
ロビンは頭巾(フッド)で顔を隠し、政府から盗んだ金を庶民にばらまきます。
そしてまたその一方、一部の金を権力者へ献上し、政治の中枢へ近づいていきますが・・・。

 

私、これまでの「ロビン・フッド」の映画を結構見ています。
その時々で特徴があってそれぞれ面白く、ロビン・フッド役の俳優も時代を映す感じで面白いですよ。

興味のある方は、こちらをどうぞ・・・

1976年「ロビンとマリアン」  ショーン・コネリーとオードリー・ヘプバーン

1991年「ロビン・フッド」  ケビンコスナーと、十字軍の戦争からついてきた異教徒がモーガン・フリーマン

2010年「ロビン・フッド」  ラッセル・クロウとケイト・ブランシェット

 

さて、そういう流れてみると見ると本作、「ザ・ビギニング」と歌ってはいますが、
十字軍遠征に参加したロビンが故郷に帰ってきて・・・という流れは同じですね。
ただ本作は、いよいよロビンが民衆を率いてシャーウッドの森に向かうところまでの話になっています。

 

そして本作、いかにも現代的で、アクションに力が入っています。
まるで機関銃のような鉄の弓矢がロビンらを襲う。
ひゃー怖い。
狭い高所の木道を馬で駆け抜けたり、
鉱山で溶けた鉄の巨大な炉が倒れかかってきたり・・・。
スピーディでバリバリのアクション。
全く、あれよあれよという感じ。


なので内容はともかく(?)無条件で我を忘れて楽しんでしまうという、エンタテイメント作品。
元々ロビンフッドは実在の人物と言うより、かなり脚色された伝説の人物なので
歴史的背景がどうのこうの・・・というよりも、こうした作りが似合う物語なのかもしれません。
ロビンはお金持ちの坊っちゃん風で、
マリアンのほうが過激な性格、というのもいかにも今風です。

 

「フッド ザ・ビギニング」

2018/アメリカ/116

監督:オットー・バサースト

出演:タロン・エガートン、ジェイミー・フォックス、ジェイミー・ドーナン、イブ・ヒューソン、ベン・メンデルs-ン、ティム・ミンチン

アクション度★★★★★

マリアンの威勢の良さ★★★★★

満足度★★★★☆

 



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