ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

祝!受賞!受賞

2008-02-19 22:37:49 | 演劇

 受賞!受賞!ってなんのこったい。ええー、まず最初に飛び込んで来たのは、演劇部の食育ミュージカルの公演活動が、東北農政局長を受賞したってニュース。食育の実践活動に対する評価だ。幾つか分野があって、置農は普及活動の部で最優秀になった。教育実践部門では、高畠町二井宿小学校が同じく最優秀・東北農政局長賞に輝いた。置農の受賞もうれしかったけど、二井宿小と同時受賞っていうのが、殊の外の喜びだね。二井宿小から始まった子どもミュージカル『”いただきます”見つけた!』なわけだから。

 この受賞、実を言うと、落ちたんじゃないかって、ちょっぴり諦めかけてた。審査の日から何日か経っていたからね。山形県教育委員会の『スーパー高校生』表彰を逃したばかりだったし、ああ、今度もかって、自信喪失、負け犬根性すごすごすごってところだった。まあ、あれだけのこと、てのはつまり14回公演って実績、やったわけだから、それだけで、もう十分満足はしてたんだけど、人間、認めてもらいたい、頭をなでなでしてもらいたいってさもしい根性は捨てきれないものなんですよ。

 それにしても、『スーパー高校生』はとりたかったなあ!なんじゃいったい?スーパー高校生って?って、まるで訳分かんなあ~い!ってとこがいいじゃないか。ともかくスーパーなんだから。こんなわけのわからん賞にノミネートされるなんて、よっぽど、わけわからないことやったって証拠で、これは、なんか、最高の褒め言葉ゾ!って感じてたんだ。う~ん、残念!

 もう一つの受賞は菜の花座の県民芸術祭奨励賞受賞。これ、なんかとれそうな予感してたんだ。生意気!生意気!そうさ、初参加だからね、怖いもの知らず、己を知らずで、勝手にその気になっていたの。未だにどんだけ重い賞かわかってないものね。団員のNなんて、これって参加団体、うちと劇団麦(大賞受賞)だけなんじゃないの、なんてとんでもない失礼なことぬかしていた。さすがに僕はそこまで無知ではない。でも、やっぱりよくわからない。ただ、川西町としては初の受賞らしいってことは、結構嬉しい。それと、活動の評価ではなく、劇が認められたってことは、素直に喜びたいね。永年勤続賞みたいなのとちがうからね。あくまで芸術性が評価されたわけだから。

 実を言うと、菜の花座は何が何でも賞を取りたかったんだ。十年近くちまちまとやってきて、俺たちのやってること意味あんの?って疑問に絡め取られること再三だったから。僕のことじゃない。僕は確信犯だからね、どんだけ無視されようと、罵倒されようと平気の平左だ。でも、若い奴らはねえ、それなりに自分の生活犠牲にしてるから。お褒めのお言葉の一つや二つもらってあげたかったんだ。おまえら、よくやったよ!おまえらの芝居悪くねえよって。だから、お願いです。団員達を大袈裟に褒めてやってください。よいしょしてやってください。遊びたいの我慢して稽古に精出してんだから、少ない給料から劇団経費ひねり出してんだから。

 この受賞がきっかけで、菜の花座の名前がもっと知れ渡ってほしいものだ。川西町民の誇りとまでは言わないが、話の種くらいにはなってほしい。で、できれば、新しい団員が加入してほしい。さらに、なんだ、あいつらが奨励賞?ほんじゃうちらだって芝居やってみっかてなことになるととことん嬉しい。

 それにしても、定年の最後の年を、こうも受賞で飾れたなんて、かっこいい~い!って自分で言ってりゃ世話無いよ。

コメント (2)
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