ステージおきたま

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置農演劇部東京公演!初日

2010-07-30 23:11:59 | 教育

   高校演劇部の東京自主公演って、ちょっと凄いんじゃない?しかも、演目が二つとなると多分、前代未聞!記録なんじゃないかな?おい、こんな記録集めてるとこないか?

 出し物は食育子どもミュージカル『ベジタブル!ワンダフル!!』と演歌ショー『夢芝居』だ。3泊4日の日程で子どもミュージカルを3カ所で、演歌ショーを2カ所で公演する。

 その初日、集合は午前5時のはずなのに、4時半にはもう、部員たち集まってきていた。そうなんだ、最近、公演の日は集合時間より20~30分早く作業が始まるってのが、暗黙の了解になってしまってるんだ。やるもんだ!

 3日前から、何度も点検と整理を繰り返してきたので、トラックへの積み込み作業はスムーズに進んだ。幸いバスも打ち合わせより早く来てくれていたので、予定時間の30分前、5時半には出発することができた。

 目指すは東京も西の外れ福生市。八王子近くで一般道に下りてから、あっち行きこっち行きと迷ったものの、どうにか昼過ぎには会場の熊川児童館に着いた。

 なんと児童館は都営アパートの一階部分を占有して作られていた。市の所有で運営は指定管理者のNPO「ワーカーズコレクティブ」、最近流行のパターンだ。新しい!工作室、読書室、プレイルーム、体育館なんかがあって、なかなか立派。その体育館が公演会場だ。12m四方くらいかな、暗幕なんかもあってこれまでの経験から言えば上等の部類に入る。

 昼食後、置農演劇部としては珍しく休憩を取ってから立て込み。中央の頭上にあるバスケットボールのリングを暗幕で覆って隠すのに手間取ったくらいで、後は順調に完了。リハーサルもいつも通り、途中大声で発破入れられてようやくしゃきっとした。

 さて、本番。いい出来とは言い難かったかな。なんと言っても久しぶりの子どもミュージカルで、せりふが飛んだり、噛んだりする部分が少なくなかった。バスの長旅ってことも影響してただろうな。

 観客も微妙だったかな。学童保育の子どもたち20人くらいと、それとは別グループの女子児童10数名。保護者と職員10名ほど、それに演劇部卒業生、国分寺で美容見習いをしてしいるアイと専門学校で照明を学んでいるタカヒロ。子どもたちの表情が、なんか、暗い?決して飽き飽き見てるってわけではない。よそ見したり、おしゃべりしたりするってわけではない。最後までずっと見ていてくれた。笑い所では笑いもあったし、ジュースマンショーでは手拍子や拍手が起こった。

 でもね、なんか違う。こう客席から押し寄せる熱いものがない。理由は?よくわからない。平土間で、もう目と鼻の先で役者たちが演じるってやり方に慣れていなかったせいか?役者があまりに近いと見る方も緊張してしまうものだものね。これもあるだろう。舞台がはねた後、こちらから挨拶しても黙って無視!気になったなあ。学童保育ってものの、難しさを覗いたような気がした。

 おっとぉぉ!こっちの芝居がつまんないってことかもしれない。まずは反省反省!明日も学童保育クラブでの公演、これでも上手くいかなかったら、こりゃもう、一から見直して見なくちゃなんないな。

コメント (4)
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