ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

コラボの力

2013-09-02 11:18:29 | シニア演劇
 菜の花座第28回公演『闇夜にBlack』、本番まで、いよいよ残り二週間となった。昨日はプラザの舞台を使って場転と通し稽古。

 いやぁぁぁ、凄いなぁ!2週間前に通しだぜ!!しかも、場転の練習まで!!場転ができたってことは、装置が完成してる、道具がそろってるってことだ。菜の花座としては驚異的な早さだ。

 室内パネルの出来も、遠見パネルの仕上がりも悪くない。置農からの借り物の森の紗幕が一部修繕が必要な程度。


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 今回はわずか2ヶ月間の稽古期間しかなく、しかも途中お盆休みが入るなど稽古時間の不足がとても心配だった。いつだって、ぎりぎりまで台詞が入らず、通しどころかゲネさえまともにやれないって状態が続いていた菜の花座のわけだから。これから2週間もじっくり直しに取り組めるなんて夢のようだ。

 これ、絶対にシニアのメンバーが加わってくれた成果だな。そう、コラボの力!組織てのは、時間経過とともにだらけ、腐っていくからね、仲間内のなれ合いやなーなー主義の浸透、ついには諦め!その結果は限りない質の低下!!そんなぬるま湯仲良し集団には、異質な存在の闖入が実に効果的なんだ。
 
 まず、シニアは稽古に真面目だ。まだ仕事を継続中の人もいるから、決して暇を持て余しているってわけではない。でも、それぞれが、社会の中で相応の責任ある立場にいた人たちなので、やる以上はルールを守り、責任を果たすって意識が強い。休まないし、遅刻も少ない。台詞覚えは、自信がないからなおのこと熱心だ。稽古中、出番の無いときなど、黙々と台詞の暗記や動きの確認をしている。暇があるとすぐおしゃべりに花咲かす若手とは大違いなのだ。そういうひたむきに芝居作りに向き合うシニアを側に置いて、ちゃらんぽらんやってられないじゃないか。

 その成果が今回の超?早い通し稽古になった。

 

 


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 他にもシニアとのコラボの旨味はたくさんある。観客動員数も増えるだろうし、劇団の経済面での持ち直しも期待できる。劇団内の雰囲気も各段に良くなった。事務的力も強化された。すべてにしっかり芯が通ったように感じる。この新しい組み合わせの緊張感を保ちつつ、なごやかなつながりも保った劇団として続いていければ、菜の花座本来の目的、地域に愛される劇団への道も遠くはないだろうな。

 これから2週間、月曜日2回の休みを除き、連日の稽古が続く。




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