昨日28日、
前出の埼玉県の遺跡発掘調査報告会に出席しました。
定員100名でしたが、テーブルのある座席の後ろに補助椅子がたくさん並んでいましたので、150名以上出席者がいたのでははないでしょうか。
11遺跡の発表ですので、1遺跡当たり20~25分の持ち時間で、ちょっと説明時間が不足気味でした。
それでも、スクリーンに映す写真が豊富で、鮮明な写真が多かったので、満足の行く点が多かったです。
反町遺跡は、第4次調査の様子が聞けるかと思っていましたが、残念ながら第3次調査までの報告で、第4次に関しては、墳墓の下から集落跡が出土し、たくさんの住居跡が見つかっているとの簡単なコメントがありました。
奥の山古墳では、昨年12月に従来一重の盾形周堀であるとされてきたものが、外堀とみられる遺構が確認され、他と同様に二重の堀が巡らされていることが分かったと新聞報道されました。
そして、12月8日に現地説明会が行われ、約400人が出席したそうです。20年度調査では、隣接する鉄砲山古墳との中間地帯の面的発掘をし外堀を探求すること、また両者の位置関係をさらに調査し築造順を確認することだそうです。
過去の削平と深掘による破壊で保存状態が悪く、調査が困難で苦労されているようですが、是非健闘を祈りたいと思います。
10月25日に現地説明会の計画をしているようです。
写真は、奥の山古墳(2008.7.27撮影)