今日(2日)の読売新聞夕刊に、井上円了の記事が出ていた。
新青梅街道の鷺宮から池袋まで自転車でよく通る道の途中にある哲学堂は、円了が建設した。今は、中野区立哲学堂公園になっている。そこから、新青梅街道を渡って直ぐそばに日蓮宗・星光山蓮華寺(中野区江古田1-6-4)があり、そこに円了の墓がある。
いつも、手入れが行き届いて清楚なお寺である。特に、境内の桜も見事。
潅仏会(花祭り)の蓮華寺
井上円了の墓
その、読売新聞の記事の内容は、
「妖怪学リニューアル」…東洋大で講義復活
という内容。
妖怪学は井上円了が1887年(明治20年)に開講。迷信や俗信に民衆が惑わされないよう、妖怪のしわざと誤解されていた自然現象などについて哲学者の円了博士が学問的に解明しようとした。円了の生誕150年を機に、今年の「春学期」の目玉講義として約120年ぶりに復活した。
などと記されている。
[参考:読売新聞]
<略歴>
井上円了(いのうえ えんりょう、1858- 1919)
仏教哲学者、教育家。近代的な妖怪研究の創始者としても知られる。
1858年 新潟県長岡市浦の真宗大谷派慈光寺の長男として生まれる
1874年 新潟学校第一分校(旧長岡洋学校)入学
1878年 東京大学予備門に入学
1881年 東京大学文学部哲学科入学
1885年 東京大学を卒業
1887年 本郷麟祥院に「哲学館(東洋大学の前身)」を設立
1904年 私立哲学館大学と改称し初代学長に就任
1905年 哲学館大学長を辞任
1906年 中野に自らが建設した哲学堂(現、中野区立哲学堂公園)を拠点として、全国を講演してまわる。
1919年 遊説先の満州大連で脳溢血のため急死(享年61歳)
[参考:東洋大学HP]
妖怪・UFO・幽霊、まじめに学ぶ…東洋大で講義復活(読売新聞) - goo ニュース