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蒲郡市・上ノ郷城跡 大量の盃が出土、鵜殿氏一族の結束の儀式に使用か

2009年07月24日 | Weblog
 蒲郡市教委および同市博物館は22日、上ノ郷城跡(同市神ノ郷町)の第4次発掘調査で、主要な建物のそばから何枚も積み重なった状態で土師器の盃が出土していたことなどを発表した。
 盃群は、四隅に10cmほどの石を配置した掘り込み(50cm×60cmの方形、深さ10cm)の中で発見され、直径8~12cmの土師器の盃20枚以上が丁寧に置いたように積み重なっていた。ごみ捨て場ではなく、建物のそばから発見されたため、一族の結束を誓う儀式で使用したとみられると推測している。
 室町時代から戦国期にかけ4代にわたって鵜殿氏が居城した同城は、徳川家康に攻められて落城した。今回出土した小皿群が、死を覚悟した一族による別れの盃である可能性もある。
 現地説明会が、25日午前10時から開かれる。
[参考:東日新聞、東愛知新聞]

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