産経新聞5月27日
【現職教員も免許更新制 中教審部会 適用合意、10年ごと】
教員の資質向上のために10年ごとの講習を受け、修了しないと教員を続けることができない免許更新制度について検討してきた中央教育審議会(中教審)のワーキンググループは26日、免許更新を現職教員にも適用することで合意した。中間報告では先送りされていた現職教員への適用が合意された背景には、指導力不足の教員や不祥事が相次ぐ現職教員を適用対象にしなければ、公教育の信頼回復にはつながらないとの判断があるようだ。
文部科学省がワーキンググループに示した資料では、「教員にとって必要な知識や技能は本来、時代の進展に応じて更新が図られるべき性格を持つ」としたうえで、「新たに教員免許を取得する者についてのみ更新制を適用するのでは、保護者や国民の信頼に十分こたえることはできない」と記述。現職教員が終身有効な資格として免許を取得している点にもふれ、「既得権益で、絶対不可侵ではなく、公共の要請で合理的な範囲内で新たに制約を課すことは可能」とし、法的にも適用は可能とした。
免許更新制は教育改革国民会議が平成12年に提言。しかし、中教審が14年の提言で「課題がある」として見送り流れた経緯があった。その後、教員の資質への国民の批判が高まるのを受け、免許更新制は異例の中教審への再諮問となった。
しかし、議論では「問題教員の対処は指導力不足教員対策で行うべきだ」「現職教員は無期限の免許を授与され、理不尽」などと異論が相次ぎ、昨年12月の中間報告では制度施行後に採用した教員を適用対象とし、現職教員の取り扱いは先送り。今後の検討課題としたため、批判を浴びていた。
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給与にせよ免許にせよどうしてここまで文句を言われなければならないのか。。。等と言うつもりはあるけど、ここではそれは書かない。
何をもって更新の研修とするのかはわからないが、現職の教員にとっては10年次研修等と同じになってしまわないだろうか。また、僕のように勤務時間後大学院などに通い、免許を上進した場合はどうなるのか。免許が変わっても給与は変わらない。それでも自覚をもって勉強した場合はどう扱ってくれるのか。
あえて言う。
現職教員だからって十把一絡げは勘弁してほしい。きちんと評価してもらえるかどうか、大いに疑問がある。今年度の自己申告を書き上げてそんなことを感じている。