今年オーラルコミュニケーションを担当している。当然のように音声問題を定期考査で出題しているのだが、一苦労である。中間考査の時にも感じたことだけど、現任校ではこれがどえらく大変な作業になる。
*****
まず、放送で試験が実施できない。
信じられないことだけど、各教室の放送設備が最低限のレベル(チャイム、お知らせ、一斉放送くらい)しか対応していない。特定のクラスのスピーカーだけを放送室で制御して、問題を流すことができない。できることと言えば、一斉放送モードで放送し、関係ない教室はボリュームを切ってもらうという対応だけである。でも、こんなおっかないことを定期考査でできないので、CD&カセットテーププレーヤーをもって、各教室をまわることになる。何とも原始的である。そう、廊下のスピーカーも全部onかoffしかできない。
試験実施もそうだが、そもそも問題を作成する設備がない。
勤務校にはLL教室(CALL)はない。「テープ=テープ」・「CD=テープ」編集機もない。最低限のダビング・編集セットがない。録音室として使える部屋は放送室だけである。この部屋も生徒のいる時間はうるさくって使えない。結局放課後ALTと僕とで会話問題を1本のマイクに向かって読み上げることになる。編集ができないのが前提なので、一発勝負の録音になる。
副教材から出題するにしても、オリジナルのCDから音声データを取り出して、PCでCD-RWに焼き付けて、それをテープにダビングすることになる。
理想としては、すべての音声データをPCに直接録音し、編集、CD-R(テープ)にすれば、どんな試験監督でもCDプレーヤで放送問題を実施してもらえるのだが、そこまでのレベルにならない。何か、気が遠くなる。
何とかなんないかな?
外国語科設置校ならば自分の経験でもこんな苦労はないと思うけど、これが県立高校の現状だ。何とかしたいなあ。これだけ「英語の使える日本人」とか言って、誰もこれを問題視しないし、研究会などでも問題提起されない。なんでだ?
みんなあきらめている?
試験をそもそもしていない?
いずれにしてもお寒い状況だ。