こんな記事がasahi.comにでていた。
【学生による授業評価実施校
全体(国公立709大学中)で97%実施(2004年)】
評価項目
授業のわかりやすさや
教員の熱意・意欲
話し方など
ただ、評価結果を学部や全学レベルでの改善につなげる取り組みをしているのは、そのうちの285校にとどまった。
…ちょっと待てよ…
多少の謙遜はあるにしても、709校の97%っていったら、688校だよ。そのうち41%しか、学部や全学レベルで活用していない。あとは、調査をやっただけ?
個別の先生がそれぞれ何かしているということなのかな。授業評価がそれぞれの勤務評価につながるから、なかなかいろいろ難しいのだろうけど、どうなんだろう。
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一方、高校の履修科目の多様化や学力低下の影響などで、119校199学部が既習者と未習者に分けた授業を実施。159校の263学部で補習授業が設けられているそうだ。
119、159は重複している可能性もあるが。全部で278大学である。確か平成(3年以降だったかな)になってからできた大学が200近くあったはずだ。この間大学進学率は50%を超えた。一世代前ならば大学生にならなかった学力のレベルのものも大学生になっている。従来型の発想で大学生を扱えないのは分かり切ったことだった。それへの対応がとられたことはいいことだと思う。
大学の先生方から見ると釈然としないかもしれないが、これも現実なんだよね。