全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

英字新聞を読む

2006-06-25 05:13:03 | 教師の仕事 2006

英字新聞を読む  僕は今年通常の科目に加え、総合学習の時間(講座)を担当している。英字新聞を読む講座だ。
 通常の科目ならば、授業準備・授業・反省・次回の準備…考査・評価(54321)のサイクルで仕事が進んでいく。総合学習の時間は、普通の科目とは違う。まず、小さいことだが、授業ではなく講座である。授業も生徒の活動を中心にいろいろ進めている(つもり)だが、より一層生徒の活動(生徒に自らすることをみつけて活動してもらうこと)が重要になる。先生である僕は、題材の準備、生徒の活動補助、助言等々が講座の中心になる。
 この講座は、3学期までに英字新聞が読め、内容について英語でコメントが書けるようになることをめざしている。これらの活動ができれば、普通の科目(ReadingやWriting)の学習力のアップにも通じると思う。

 1学期はその基礎段階。まず、短い記事を読めるようにするために、パラグラフの読み方を学ぶところから始めた。新聞記事の仕組み、要約の作り方。タイトルのつけかた。。。今回、学期まとめの期末課題として、新聞記事をひとつ選び、要約作成にチャレンジしてもらうことにした。題材は教科で購入しているStudent Times(ST)。STを選んだのは記事ごとに、単語などがヒントとしてついている上、トピックも日本のことを取り上げているものも多く、比較的わかりやすい(生徒がとっつきやすい)と思うからだ。

 先週木曜日、今学期最後の講座だった。4月からためておいたSTを、普段講座の時に組んでいるグループごとに配布。それ以外にも、いくつか教科書・副教材業者から送られてきたSTに似た新聞型教材、ネットから捕った記事も配布、生徒に記事選びをしてもらった。

 最初の20分程度は、あ~でもない、こ~でもないといろいろ騒ぎながら記事を選んでいたが、新聞を見て、読む記事を決めて新聞を切り取り、読み始めるとだんだん真剣になってきた。

 タイトルのつけかたがわからない。
 言っていることはわかるけど、日本語で上手く表現できない。

 どんどん質問が出てきた。静かな作業だけど、でも、頭の中はフル回転。そんな真剣な作業態度だった。

 生徒が作っている要約。期日までに提出してくれれば、総学講座の評価はabcでaをあげようと思う。大体どんな記事を選んだかはチェック済。
 どんなタイトルをつけてくるか。要約を作ってきてくれるか、本当に楽しみだ。


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