大学教員のトホホな日常?というブログ。なかなかおもしろくってよく読んでいる。2回ほど高校訪問のことがかかれていて、じっくり読んでしまった。読んで思った。。。
『やっぱり、GAPがあるなあ。高校のニーズは大学には通じなそうだなぁ。』
僕は現在は違うけど、かなり長い間進路指導部にいた。大学進学に関する情報収集の係をしていたことも多い。大学の関係者と一番多い年で、200回以上(名刺3箱分)面会したこともあった。
高校の先生から見ると、当事者権限(能力)のない大学の先生に会うことはあまり生産的とは思えない。高校の進路指導部として最大の関心事は入試システム(入試情報)のように思われがちだが、それだけではない。大学の学習内容について生徒に聞かれたとき困らないように、面会する大学の学習内容などを詳しく知ること。これも別の意味で大事である。だから、面談前に一通り大学案内などを読む。お話を聞くときに疑問点を問いただしても、答えられない場合、当事者権限(能力)がないと考えることになる。説明に大学案内+アルファがないのなら、申し訳ないけど、あまり合う意味がない。
自分の経験では大学の全般的な特徴、学部の学習内容を問いただしても、先生方はちゃんと答えられないことが多い。まあ、専門性の高い大学の先生に尋ねるのは酷なことなのかもしれない。そうは思っても、目の前にいる以上聞くしかない。高校に顔を出す以上、答えてもらわねばならない。でも、だいたい、資料以上の情報が得られない。結局入試の話ししか出てこない。その数字そのものもちゃんと答えられなかったら、、、時間のムダじゃん。そう思うこともあった。
講師の先生あたりが、分担を決めて送り込まれてきても、まず何の話にもならない。顔見せにつきあわされるのは、いい迷惑のこともある。
入試・広報部門に元校長などを雇用していることもあるが、当たり外れがある。いつまでも校長のままの発想が抜けない人もいる。
…ちゃんと学習内容を理解して進学してほしい云々。。。
そんなことをいわれることもある。「冗談はやめてくれよ。わかるように説明してくれ。」と、思いながら話しを聞くことになる。
GAPはうまらない。