MP...
Monster Parent(s)は和製英語。学校や担任教師に対し、自分の子に関する「理不尽な苦情」や「無理難題な要求」を突きつける保護者こと。
MP、確かに増加中だろう。もちろん保護者のクレーム、意見、学校との考え方の相違は今に始まったことではない。寄せられる意見の中には、学校運営上貴重ななものもあり、学校に寄せられる意見全部が、理不尽な文句とはいえない。それらは自らを律するヒントとすべきものもある。しかしあまりにわけのわからない文句が多すぎることも事実である。それを学校は、これまで我慢に我慢を重ね、解決に向け努力をしてきたがもはやどうにもならないと、正直危機感を感じている教員は多いと思う。
公務員組織が必要以上に世の中のご意見に敏感になっていること。学校組織全体への不信感。もっといってしまえば、公務員組織ひとくくりに抵抗勢力・敵対視した、小泉何でもあり内閣のありよう。これらがMP顕在化に”功績”があるのではないかと思う。
昔、からPCという言い方があった。今から30年ほど前、学校の「荒れ」が顕在化し社会問題になったころ、一時使われていたような気がする。PCは、problem childrenの頭文字で、問題児・非行少年の意味だ。MPとPCが何か重なるのは僕だけではないと思う。何か変な感じである。
もちろん何もかも保護者・生徒のせいにはできない。悲しいことではあるが、先生も、いろいろ偉そうなことはいえないことがある。BKと呼ばれないように、自分たちを律することを忘れてはならないだろう。
BK...baka kyoushiの略である。