プロ野球巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄夫人、亜希子さんが亡くなられた。64歳。
最初このニュースを見たとき、60歳代でなくなるなんて、ずいぶんお若いのにと感じた。長くご病気だったようだが、ホントに突然という感じだろう。
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長嶋茂雄氏は現在巨人軍終身名誉監督である。
亜希子さんが嫁いだ時、バリバリの現役選手。スーパースターである。彼は長嶋茂雄であることを宿命づけられた人だった。現役選手、監督、終身名誉監督... 巨人軍に直接関わっている時も、そうでない時も、夫は(社会から)長嶋茂雄であることを求められ続けられていた。そして、それに応え続けてきた。職務代理なし、終身一人職、かつ、名誉職でなく現役的存在なのだから、これは大変なことである。選手や監督は引退することが出来ても、長嶋茂雄であることからは引退できない... 長嶋茂雄をやめられない。そんな存在である。これは現在40代半ば以上の人にとって、そんなに理解が難しいことではないだろう。その人を支え続けたのだから、これは大変だ。外部の人間などには、とうてい理解できないことも、それこそ山のようにあっただろう。
福岡ソフトバンクホークス監督の王貞治さんもそうかもしれない。
彼も以前、「プロ野球はいつまでも長島・王ではだめだ」といったことがあったけど、王さんも、代わりなんているものではない。総理大臣にすら交代・臨時代理がいるのに、彼らにはそれがない。本当に大変である。
そんなことを考えた。ご冥福をお祈りしたい。