問題が表沙汰になったのは今年の1月だった。読売新聞にその後が取り上げられていた。
福岡市の桑野素行元市教委理事(61)を、地方公務員法違反(守秘義務違反)容疑で福岡地検に書類送検。
元理事は市教委の試験問題検討委員長だった昨年7月中旬、福岡教育大(福岡県宗像市)の先輩にあたる元市立学校長(当時65歳、死亡)に、問題案を渡すなどして職務上知り得た秘密を漏らした疑い。元校長は伝えられた内容をもとに予想問題を作成、同年8月、同大卒業生を対象にした事前勉強会で配布。
元校長は昨年末に市教委から事情を聞かれた後、今年2月、福岡市内の山中で自殺。この元校長については死亡のため、事情が聞けず、立証困難として立件見送り。
死者まで出たこの事件。何とも救いようがない。
4月から教壇に立った同大OBOGの先生たち、なかなかつらいところだろうなあ。