世界陸上を見て思い出したこと。
英単語でsaneという単語がある。「正気の」とか「気の確かな」という意味の形容詞だ。反対語は「正気じゃない」「狂った」などの意味になるinsaneである。
昨年の北京オリンピック、ジャマイカのウサイン・ボルト(Usain Bolt)選手が100m優勝した。優勝タイム(9.69)・パフォーマンスについて、何処の新聞だか忘れたけど、こんな見出しがあったことを思いだした。
Un(-)Sain Bolt(まともじゃないボルト)
随分失敬な言い方だが、ダジャレ*である。「狂気じみた」とか「常軌を逸している(それぐらい凄い、形容のしようがない)」というニュアンスだろう。
今朝、寝ぼけ眼でTVで100mの決勝を見ていた。優勝タイム9.58は、自身のWRを0.11縮めたことになる。100mの記録は、0.01秒縮めるのに何年かかるかという世界だと思ったけど、一人だけ人間離れしたレーサーがいた。まさに桁が違うのだ。
*ボルト選手の名前、Usainを、日本人はウサインと行っているが、英語の発音だと、「ゆぅせいん」が音として近い。