学校がかわり、校内での分担もかわった。だから日々の仕事とはやや関係が薄くなったけど、どうしても気になるニュースがある。それは、埼玉労働局がまとめている 埼玉県内大学等卒業予定者の就職内定状況調査である。
久しぶりに同局のウェブサイトを見たところ、情報が更新されていた。平成23年3月29日発表の資料にによれば、今年2月1日現在の県内大学学生の就職内定状況は以下の通り。
カッコ内の数字は前回調査(平成22年12月1日付け)のもの。
1.大学の就職内定率
60.4%(46.1%)
男子59.6%(44.5%)、女子61.4%(47.9%)
2.大学院の就職内定率
74.5%(66.2%)
3.短期大学の就職内定率
78.8%(55.6%)
全体的に見て、卒業直前にかなり内定率が向上した。
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【注意】
埼玉労働局が、管内の大学39校のうち35校、大学院31校のうち18校、短期大学全13校から、2月1日時点で学生からの報告等により把握している内定状況をとりまとめたもの。
「大学等の協力により可能な範囲で把握した数字」と資料にあるので、抽出ではなく、可能な限り網羅的にデータを出そうとしている。この点は実態把握のためには有効であり、評価できる。報告のない学生や連絡の取れない学生などは未内定として計上している。
厚生労働省及び文部科学省が公表している「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」は抽出調査として実施しているもの。この調査では、昨年12月1日現在、大学77.4%、短期大学63.1%である。
大学院のデータ提出が、前回の16校から18校になっている。
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この報道発表には文理別就職内定率(2月1日現在)という資料も掲載されている。
大学:
文系57.3%(46.0%) 理系72.0%(46.3%)
大学院:
文系49.1%(30.6%) 理系84.1%(76.0%)
大学+大学院:
文系57.2%(45.8%) 理系73.8%(50.8%)
短期大学:
文系76.4%(52.4%) 理系91.7%(72.9%)
前回と比較すると、大学理系の就職率が向上している。就職内定率にはっきりした差が見て取れるようになった。
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2011.02.01、「まだ50%に届いていない。」