全英連参加者のブログ

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こころ、咲いたまま。

2021-03-16 04:00:00 | 気になる 地方自治・行政
埼玉150周年記念行事のロゴマーク  埼玉150周年記念行事のキャッチコピーである。大宮駅にもポスターがでている。左はそのロゴマーク。
 埼玉県の発足のことは、県民の日の題材として過去何度も取り上げている。以下は昨年書いたこと。
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 100年目とは
 明治4年11月14日(旧暦)を西暦(新暦,グレゴリオ暦)に置き換えると、1871年12月25日。昭和46年は1971年、100年目である。県民の日は100年目に制定されたが、日付は11月14日で、そのままである。

 埼玉県の ”誕生” は、明治4年11月14日と言うことはできるが、1871年11月14日とは言えない。日本は明治5年12月2日までが旧暦。翌日は明治6年1月1日である。この日から西暦と元号はシンクロしている。

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 旧暦明治4年1月1日から11月20日までは、 1871年2月19日から12月31日まで。明治4年元日は1871年2月19日。50日ほどのずれがある。埼玉県のウェブサイトにもあるように「明治4年に廃藩置県が行われ、「県」の統廃合があり、11月14日(旧暦)に「埼玉県」が誕生しました。」なのである。

 「旧暦」...ここ大事。テストに出ますよ。

 旧暦明治4年11月21日から12月30日までは、1872年1月1日から2月8日まで。つまり明治4年は1871年から1872年にまたがるのだ。
 埼玉県の誕生日はこうなる。

明治4年
11月
14 15 16 17 18 19 20
1871年
12月
25 26 27 28 29 30 31

 今年のクリスマスが、ぴったり150年になる。

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 30年前、埼玉県120周年記念行事のテーマは、「埼玉県民の日なので埼玉県のことを書きます。」(’14-11-14)に書きました。

 150周年キャンペーンサイトはこちら。
 https://saitama150th.jp/

 なお、このキャンペーンサイトの大野知事からのメッセージに以下の一文がある。

 埼玉県は、廃藩置県により1871年11月14日に誕生しました。それから歳月を経て、2021年11月14日に埼玉県は誕生して150周年を迎えます。

 赤の部分は間違い。大変... 原稿書いたのは誰だろう。


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