全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

今日は3月3日です。埼玉県立高等学校合格発表日です。

2023-03-07 04:00:00 | 教師の仕事 2021+a

 答案返却後に授業が1コマあり、翻訳サイトについて触れた。本日のタイトル「今日は3月3日です。埼玉県立高等学校合格発表日です。」をGoogle翻訳(G)とDeepL翻訳(D)を使い、英語にさせてみた。

 (G)Today is March 3rd. Saitama Prefectural High School pass announcement day.
 (D)Today is March 3. It is the day of the Saitama Prefectural High School acceptance announcement.

 かなりの違いである。生徒に二つを比較させた。

 「センセ どっち〇
 「あえてだと、DeepLのほうがいいかな。

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 電子辞書
 生徒の使用する辞書として一般化、紙辞書(書籍)の存在感プレゼンスは下がるばかり。電子辞書・紙辞書それぞれに利点があるが、紙辞書使用生徒数は減少、絶滅危惧である。

 翻訳サイト
 存在するものを使うなとは言わない。問題は使い方だ。翻案の正確さaccuracyをどう確認させるべきか。

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 活用法への提案
 英作文を英語の得意な友人か、翻訳サイトの ”支援” で書く。完成した英文を使い評価される。どのみち責任は自分にある。友人を頼る場合、「〇〇は英語の成績がいいからな」と(それなりに)判断して、あてにしたはずである。あきらめるしかない。翻訳サイトをあてにする場合、どういう判断であてにしているのだろう。画面に提示された翻案の善し悪しは、どう検証すればいいのか。実は自分で英文を書くことと同様の検証(見直し、ふり返り)が必要なのに、検証のしかたがわからない。盲目的に信用する。そもそも何も考えず使う。
 これはマズいことなのだ。

 一つのサイトの翻案をそのまま使うのはダメ。見直しのない解答は危険である。複数のサイトを使い、自分で比較。自分で手を入れる。JTEかALTのチェックを受けることもすすめた。

 電子辞書も紙辞書も、翻訳サイトも先生たちも、使いようなのだ。


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