令和7年4月開設を目指す大学の情報を探していたら、表記情報がヒット。フェイクニュースかエイプリル・フールネタ(?)と考えた。
違うようだ。
昨年8月、福井県立大学は、国内初となる恐竜学部(仮称)を設置に係る情報をウェブサイトに載せていた。(福井県立大学恐竜学部(仮称)学部棟基本設計プロポーザルの審査結果について)
仮称だが「恐竜学部」である。福井県大、名のる気満々である。
同大の恐竜学研究所のホームページにリンクする形で、「恐竜学部(仮称)特設ページ」があり、以下の情報が掲出されている。
福井県立大学に
国内初の恐竜学部(仮称)が誕生します!
2025年(令和7年)4月設置構想中
設置される学部の名称・内容などは予定につき、変更される場合があります。
本気のようだ。
「恐竜」。。。何学部で勉強できるのか
僕の《常識》では「理学部」か「教育学部」という感じがする。首尾よく福井県立大の「恐竜学部」が認可されたあかつきには、「恐竜」に特化することになる。
・「恐竜」は陸棲のもののみを指すのでないか。
「翼竜・魚竜・首長竜・モササウルス」は研究対象外?
・「鳥類」は研究対象だろうか?
ホントにこの名称で研究対象をカバーできるか。少々疑問である。
いろいろ調べてみた。福井新聞(令和4年2月11日)によれば、新学部入学定員は30人。学部学科構成は_
恐竜学部
恐竜・地質学科(30)
恐竜・古生物コース
地質・古環境コース
くり返しになるが、《構想中》で《仮称》である。
なお、同大の学部学科構成は令和4年度現在、以下の通り。福井県内に4ヵ所キャンパスがある。
福井県立大学ウェブサイトより引用。
経済学部 経済学科 経営学科 |
生物資源学部 生物資源学科 創造農学科 |
海洋生物資源学部 海洋生物資源学科 先端増養殖科学科 |
看護福祉学部 看護学科 社会福祉学科 |
各学部に接続する大学院もある。
恐竜学部は既設学部(学科)の組織改編で作るわけではない。既存の恐竜学研究所を母体(?)とする新学部学科構想に見える。
恐竜学部の開設後、大学院研究科・専攻もできるだろう。学位は博士(理学)だろうか。
恐竜学部は福井県立恐竜博物館(勝山市)の隣接地に整備する。
1年次は経済学部、生物資源学部(生物資源学科)、看護福祉学部の永平寺キャンパスで一般教育科目を受講する。同キャンパスは1996年(平成8年)全英連福井大会の会場である。
恐竜学部棟は令和8年度から供用開始。
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恐竜学部は新規設置認可案件だ。令和7年度新規設置なら、令和6年3月末(令和5年度末)に設置認可申請である。あと1年の勝負である。