いよいよ帰路に着きます。スキポール空港は、昨年に比べるとお客が少ないし、イルミネーションの控えめな感じが寂しい気がしました。
残りのユーロで、チーズとチューリップを買い込みました。1ユーロ126円ぐらいで昨年に比べると40円のユーロ安!旅行者にはラッキーの時でした。
JALの窓際座席3席を二人で使えたので、帰りはとても楽チンでした。シートはエコノミーでも肘掛けを挙げれば、ゆったりとリッチな気分です。
11時間の機内の楽しみは食事とドリンク。機内食のまずさを言う人もいますが、私は大好き!こんな上げ膳なんて地上では考えられないから。最後の食事が終わったら間もなく成田です。
ツアー仲間は結構アルコールに強い人が多くて、機内の赤ワインも好評でしたし、旅行中も思いっきり本場のビールを楽しんでいました。
あとは映画の見放題。往復で見た映画は、『おくりびと』『画家と庭師とカンパーニュ』『Journey to the Center of the Earth』『Swing Vote』『The Vitisor』『フェルメール:光の天才画家』。こんなにたくさん観たのは初めて。観たかった映画や先行上映の映画もありラッキーでした。 もちろん日本語字幕つきでした。
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
私より半年前にブリュージュを訪れた友人H夫人が、素敵な絵を描きました。旅をここまでフォローをすると、思い出が150%アップの感じになります。絵を描く人をうらやましく思います。
絵をデジタル化するとどうしても元の色と違ってしまいますが、ブリュージュへの同じ思いを載せたくて許可を得ました。色が違うので、H夫人にとっては不本意かもしれませんが・・・。
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
今度の旅行は成田集合で、確実に搭乗するためにはやはり前泊がベストと判断。それならまる一日を有効活用しようと朝一番のフライトで成田に向かい、スーツケースを預けて、京成電鉄で上野の美術館へと逆行しました。
東京都美術館「フェルメール展」には、今度訪れたアムステルダム国立博物館から「小路」と、マウリッツハイス王立美術館の「ディアナとニンフたち」が出展されているからです。
フェルメールの現存作品は世界に分散していてわずかに30数点。本家のオランダにも7点しか存在しないうちの2点が日本で出展されているとあっては見逃せません。
小雨、チケット売り場の行列、入場は1時間の待ち時間、会場の混雑・・・。いつものことながら、待ち時間なんて歯牙にもかけない上野名物の行列でした。骨を折った後の、美術館のレストランで飲んだ黒ビールのおいしかったこと。
ひと月前に来た「ハンマースホイ展」をもう一度観て、夕方京成電鉄で成田空港へ戻りました。電車を降りると、ここでもセキュリティーチェック。不便な世の中になったものです。