新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

ちょっと一息

2012年10月30日 | ブログ

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しばらくお休みいたします。

気温の急激な変化で体調を壊されないようにしてください。

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綿の木の一生

2012年10月27日 | ガーデニング

4月に撒いた種から半年、ふーわふわの綿が採れました。

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熟してはじけた綿の実をほぐすときは、遠い子供の頃の記憶を呼び起こします。
それは、お祭りの綿あめ屋さん。盥のような金属の入れ物の中で、縁に沿って割り箸をぐるぐる回していくと、お箸の先の綿がどんどん大きく、ふーわふわになっていくのです。
特別に複雑な機械というでもなく、入れ物とベルトで繋がっている足踏みを踏むだけの簡単なものでした。
盃1杯のザラメから、まさに魔法のように紡ぎだされるふわふわの綿あめは、子供の心をときめかすのに十分でした。あの不思議さがちょうどこの綿の実をほぐす感覚に似ており、目を輝かせて見た綿あめの遠い思い出に浸ります。

綿の花は朝は白。次の日には薄いピン色。そして花がしぼんで濃いピンク色になります。

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そして実がどんどん膨らんで、時期が来たらパンとはじけるのです。
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秋の味

2012年10月24日 | 食・レシピ

  カチリ        
  石英の音                                       
  秋

 このたった3行ほどの詩ほどうまく秋を歌っているものはないと、この時期には自然に口をついて出てくるフレイズです。井上靖 『夏草冬濤』 に出てくる井上氏の友人の詩で、旧制中学3年の青春が目に浮かぶようです。

 カボスポン酢しょうゆ    ∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞

数年前にツアーでご一緒したOさんから、毎年特産のかぼすが届きます。大分県の竹田は、あの滝廉太郎の故郷なのです。この夏には2度の水害でかなりのダメージを受けたところですが、こんなに丸々と艶やかなカボスが育っていました。

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 かぼすのしぼり汁と市販の「かけ醤油」を同量くらいに混ぜ合わせ、腐敗防止にもなると聞いたのでお酢を少し足しました。
 かけ醤油にはカツオや昆布のダシが入っているので、その分手間が省けます。市販の物より塩分が少なく、ずいぶんマイルドなポン酢になりました。ラベルも作りました。
 後日、Oさんから、お手製のかぼすポン酢のレシピが送られてきたので、その作り方で作ってみます。

 渋皮付きマロングラッセ   ∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞

 熊本産の大きな栗をゲット。鬼皮むきはいつのまにか夫の仕事です。栗剥き器「くりくり坊主」を使って、私よりも美しく剥いてくれます。
 渋皮付マロングラッセが出来上がりました。湯布院のワイナリーで買ったブランデーだから惜しげもなく どぼどぼどぼ・・・と入れました。

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 しっとりしたマロングラッセなので緑茶にも合います。右はこの秋に初めて食べたレインボーレッドキーウィー。真ん中の赤い色がとてもいとおしく、食べるのがもったいない感じ。少し柔らかくなるまで待つと甘みがでると聞きましたが、私は少し硬めの酸味が強い状態の時が好きです。

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'14年大河は 『黒田官兵衛』 に決定

2012年10月12日 | 本・新聞小説

 朝刊に嬉しいニュースが出ました。NHKの2014年放送の大河ドラマが、戦国時代に活躍した武将・黒田官兵衛に決まったそうです。主演は岡田准一さん。兵庫県、大分県、福岡県が舞台になるらしく、播磨灘物語再来年のことですがわくわく!
 岡田准一さんの演技も優れていると思います。何かのドラマでの演技が非常に印象的でした。何よりも、主演者が歴史が好きで、歴史の先生になりたかったというところがまたいいですね~!郷土愛から、福岡が全国的に有名になる事を願っています。放送は決定しているので、あとは安心して待つのみ。
 以前、福岡に住んでいながら福岡のことは何も知らない・・・と、手にした本が官兵衛の生涯を描いた司馬遼太郎 『播磨灘物語』 でした。その官兵衛がドラマになるとはなんとラッキー!
 放送前にはもう一度読み直したいと思っています。全4巻というとちょっと引きそうですが、講談社文庫は字も大きくてとても読みやすいのです。

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 福岡城を築いた黒田長政の父親が黒田官兵衛です。関ヶ原で、長政は如水(官兵衛)の命で豊臣家の諸武将を徳川方に組織づけ、家康に大きく貢献します。その功績で長政は家康から筑前52万石を封じられます。
 印象的なのは、長政が関ヶ原から凱旋して、中津の小さな城に如水を訪ね戦功を報告したときのことです。長政は小早川秀秋を裏切らせて戦況を一変させ、その時家康は長政の手を取り3度まで押し頂いたというのです。
 しかし如水は苦い表情で、『家康が執ったというそちの手は、左手であったか、右手であったか』と反問します。
「右手でございました」
「すると、そちの左手は何をしていたのか」
 如水(官兵衛)は関ヶ原の戦いが一年はかかるとみて、その間に九州四国を引っ提げて京に攻め上り、天下を取ることを夢見ていたようです。だから家康を除くその機を逃したことを問い詰めたのです。
 家康は如水にも封地を与え官位を進めようとしたらしいのですが、願うところは引退のみと事実引退してしまいます。
 中途半端な欲だったのか、天下を取るか引退かの二者択一だっのか、そんな官兵衛がおかしみをもって描かれています。
 商業的思想を持つ家系の始まりから、信長に傾倒し、秀吉に才能を認められて濃密な関係を結び、周囲に一目を置かれるまでに躍進する武将の特異な生涯が描かれて、楽しく読むことができました。
 この本がきっかけで、もう少し黒田のことが知りたいと思い立ち、現在は黒田古文書を読む会に参加しています。

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神話の里 高千穂へ

2012年10月06日 | 国内旅行記

スーパーの日帰りバス旅行に当選。宮崎の高千穂峡に行ってきました。秋晴れの中、福岡、熊本、宮崎とひた走りの12時間でしたが、「タダ旅行」ともなるとなかなか快適な旅です。それにしても、ここ3年続けて当選するなんて不可思議な気もします。昨年は湯布院でした。

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阿蘇の外輪山を走り熊本を通り抜けて宮崎の高千穂へ。なだらかな稜線のふもとにゆったりと集落が点在しています。イネの黄色、ソバの花の白、空の青、白い雲の景観は、阿蘇の懐の深さを思わせます。九州のおへその部分です。

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バスを降りて250段の石段を下りると、峡谷の中に500メートルほどの遊歩道があり、変化にとんだ景色を楽しみながら散策します。
高千穂峡は、12万年前と9万年前に阿蘇火山が噴出した火砕流を、五ケ瀬川が浸食してできたものです。両岸はまるで直方体の石柱を行儀よく並べたような岩の形が特徴です。パワースポットと言われるだけに、岩と深淵と木々には確かに神々を感じます。覗き込むほどに深い川をボートに乗る勇気のある人もいます。

ここから20分ほど行くと神話の里、天岩戸神社があり、拝所から深い谷を隔てた岩山の中腹にある天岩戸を遠望しました。
あまりに離れているし、木々が覆っているので実感がわきません。昔の洞窟は岩が崩れ落ちたそうで、今はただ窪みが見えるだけでしたが、神主さんの厳かな説明を聞いていると、その窪みも神聖に見えてきます。

昼食は里村の豊かな風景の中でせいろ蒸しをごちそうになりました。

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朝8時出発、帰り着いたのが夜8時。日帰りの時間をフルに使った一日でした。高千穂は3度目でしたが、自然には何度行ってもその都度の新鮮さがあります。また来年も当選するかな・・・。


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