イチロー選手の200本安打達成まで「あと2本・・・」というところで就寝したら、朝にはすでに200本安打はクリアされていました。すごいことを表情も変えずにやるところがすごいと思ってしまいます。
淡々としたそのスタイルに、観るほうもつい「軽々とクリア・・・」と言ってしまいそうですが、「簡単じゃないことは僕が一番知っている。それはそれなりの思いがある。」という言葉の中にイチロー選手にしかできない努力と苦悩と自負心が見えます。
前人未到の記録にも、映像で見るイチロー選手の表情には笑顔はなく、それでも帽子をとって丁寧にファンにあいさつをしました。「チームメイトが祝福してくれて、喜んでいいんだなと思った」という言葉の中に複雑な気持ちが読み取れました。かって地元紙がごく一部の選手の陰口を書き立てたことで、チームの空気がネガティブになりイチロー選手もずいぶんいやな思いをしたとか。
夏場には、残りの試合数と達成すべき安打数から今年は無理かもしれないと思った人が多かったのではないのかしら・・・。最終盤に来て複数安打で記録達成に導いたことは36歳という年齢からしてもすばらしいことだと思います。
クールに淡々としていてもやはり「ま、うっとおしいですね。こうやっていちいち(ヒット数のことを)聞かれることがね」という言葉に、プロの世界を生き抜く厳しさを感じました。
涼しい風と一緒に運んでくれた嬉しいニュースに日本中が素直に喜んでいます。明るいニュースは今の日本に久々のヒットでした。
写真はテレビからとったもので、その瞬間を4コマでつないでいます。
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10月4日追記
その後さらに記録は更新を続けて、レギュラーシーズンが終了した3日、今季大リーグ最多の214安打で5年連続7度目の最多安打に輝きました。
打率はア・リーグ7位の3割1分5厘。42盗塁は同5位。