日経新聞愛読者サービスのコンサート、無料です。会場はアクロスのシンフォニーホール、演奏「九響」の文字に反応して申込んだら、開催日になって楽団の抜粋メンバーによるアンサンブルだと認識。それでも雪交じりの中を喜んで出かけました。
いつもと違ったのは、会社帰りなのか男性の客が多かったことです。無料だし、せわしなく働く男性もやはりこんな機会を求めているのでしょうか。
第一ヴァイオリンはソロコンサートマスターの扇谷泰朋、セカンドヴァイオリン佐藤仁美、ヴィオラ猿渡友美恵、主席チェロ奏者 長谷川彰子の各氏です。
モーツァルト:ディヴェルティメントK138。 明るく軽快なメロディは誰の耳にも心地よく響きます。モーツァルトの音楽には悩みがない…とか聞きましたけど、新春にはいいスタートの曲です。
ハイドン:弦楽四重奏曲第67番『ひばり』。 メローディの一部が確かにひばりの鳴き声に似ています。このタイトルはハイドンがつけたものでなく聴いた人が付けた愛称だそうです。私でさえ「ヒバリの鳴き声だ』と感じるほどで、ヒバリの鳴き声の感じ方は万国共通???と苦笑です。
各楽章の終わりが全部消え入る様な静かな終わり方は心地よく感じました。
休息を挟んで、シューベルト:弦楽四重奏曲第13番『ロザムンデ』。 第3楽章が、初演の折にアンコールがあったほどだと聞いていました。ただアンサンブルにしては今回の会場が広すぎたせいか、それぞれの楽器の素晴らしい音が心に響く距離でなかったのが残念でした。帰宅してCDを聞くともっと迫力がありましたから。
アンコールも再度モーツァルトの短めのディヴェルティメントで、明るく軽快に終わりました。終演が8時40分。いつもよりかなり早い終演時間で、雪催いの夜の帰宅には却ってラッキーと思えました。
降ってわいたコンサートを聴く機会を与えてもらい、さすが「日経新聞さん」と感謝しています。
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寒波襲来の中でもサクラソウが咲き始めました。確実に春に向かっています。