大分佐賀関の関あじ関さば九州人にとっても高嶺の花。そんな折にお歳暮に関サバの干物をいただきました。ちゃんとブランドの登録商標と出荷ナンバーが記された誇り高き関あじです。
一本釣りで漁獲され、干物に最適なサイズの関あじが一夜干やフライに加工されています。、鮮度のいい関あじの加工品が手に入るということは嬉しいニュースです。
関あじのお刺身には手が届かなくても、干物やフライで、その味を楽しむことができます。鮮度がいいので、焼いてもキッチンは全く魚臭いにおいはしません。塩加減が上品で身はふっくら。年の瀬の嬉しい贈り物でした。
主役が関あじの和食のメニューでいくつもりだったのですが、冷蔵庫を開けると残り物がいろいろ。で、あれもこれもと和洋のコラボ。ブロッコリーのポタージュは、昆布とかつおのだしでさっぱりと作っています。
グラタンは、なんと前日のブイヤベースの時にスープをとった「だしがら」を具に使いました。ニンニク、玉ねぎ、ネギ、人参、セロリ、トマト、サフラン、魚の頭を30分煮て、煮汁を濾したときの残りです。あまりに美味しいので魚の頭を丁寧にとり除いてとっておきました。とろけるチーズとパン粉をふって焼けば、絶対に残り物とは思えません。大成功のメニューでした。ひょうたんから駒、残飯からグラタンのメニューでした。
冷たく冷やしたトマトは、上にグラニュー糖をふっただけ。トマトには塩が普通ですが、新聞でみて半信半疑ながら作ってみると、これがなかなかの美味。フルーツトマトのようです。
そんなこんなで、和の主役の関あじが、まわりを洋で固められてしまいましたが、それでもあんまり違和感がなかったところがまた不思議・・・。